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12月13日-01号

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  1. 阿賀町議会 2016-12-13
    12月13日-01号


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    平成28年 12月 定例会          平成28年阿賀町議会12月定例会議会議録議事日程(第1号)                  平成28年12月13日(火)午前10時開会日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 議会の諸報告日程第3 町長の行政報告日程第4 一般質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ---------------------------------------出席議員(15名)     1番  斎藤 栄君      3番  小池隆晴君     4番  入倉政盛君      5番  清田輝子君     6番  佐久間勇夫君     7番  山口周一君     8番  斎藤秀雄君      9番  伊藤武一君    10番  五十嵐隆朗君    11番  石川太一君    12番  石田守家君     13番  宮澤勝見君    14番  神田八郎君     15番  宮川弘懿君    16番  猪俣誠一君欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 町長         神田敏郎君   副町長        波田野正博君 教育長        清野一男君   会計管理者      渡部久美子君 総務課長       渡部和茂君   町民生活課長     星 利昭君 健康福祉課長     神田一秋君   農林商工課長     関  仁君 建設課長       阿部義照君   水道技術管理者    清野康弘君 消防長        寺久保幹男君  学校教育課長     阿部誠二君 社会教育課長     斎藤祐之君   農業委員会事務局長  長谷川忠市君---------------------------------------事務局職員出席者 事務局長       阿部時也    書記         徳田広樹 △開会 午前10時00分 △開会の宣告 ○議長(猪俣誠一君) おはようございます。 ただいまの出席議員は全員であります。 これから、平成28年阿賀町議会12月定例会議を開会します。--------------------------------------- △表彰状の伝達 ○議長(猪俣誠一君) 会議を開きます前に、皆様にご報告申し上げます。 去る11月1日に挙行されました全国町村監査功労者表彰式におきまして、佐久間勇夫議員が、監査委員在職7年以上の功績により功労者として表彰されましたので、これより表彰の伝達を行います。 佐久間議員は、前のほうにお越し願います。 表彰状、佐久間勇夫殿。 あなたは多年にわたり、町村監査委員として職務に精励し、地方自治の振興発展に貢献された功績はまことに顕著であります。 よってここにこれを表彰します。 平成28年11月1日。 全国町村監査委員協議会会長、飛鳥伸一。代読。     〔賞状伝達〕 ○議長(猪俣誠一君) おめでとうございました。 佐久間議員におかれましては、受賞まことにおめでとうございます。阿賀町監査委員の経験をもとに、今後とも阿賀町の発展と住民福祉の向上にご活躍されますようご祈念申し上げます。おめでとうございました。--------------------------------------- △開議の宣告 ○議長(猪俣誠一君) それでは、本日の会議を開きます。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(猪俣誠一君) 本定例会議の会議日程及び本日の議事日程は、あらかじめお手元にお配りしたとおりであります。--------------------------------------- △諸般の報告 ○議長(猪俣誠一君) 次に、地方自治法第121条の規定により、会議事件説明のため求めにより出席した者は、あらかじめお手元にお配りしたとおりであります。---------------------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(猪俣誠一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本定例会議の会議録署名議員は、会議規則第127条の規定によって、12番、石田守家君及び13番、宮澤勝見君を指名します。--------------------------------------- △議会の諸報告 ○議長(猪俣誠一君) 日程第2、議会の諸報告を行います。 9月定例会議以降の議長及び議会の活動は、お手元にお配りした報告書のとおりであります。 去る11月14日及び15日の2日間、町内6会場において保育園、小・中学校保護者の皆様を対象に、地域と語る会を開催したところであります。 保護者の皆様からは、教育委員会が進めている小・中学校の再編の進め方について、ご意見をいただいたところでありますので、このご意見を小・中学校の再編問題に生かしてまいりたいと考えております。 9月定例会議以降の議長及び議会の活動は以上で終わります。 次に、総文社厚常任委員会産業建設常任委員会、広報広聴常任委員会及び議会運営委員会より、休会中に行った各委員会の所管事務調査の報告書がそれぞれ議長の手元に提出されております。 議会運営委員会の報告内容につきましては、本12月定例会議での議会運営であります。本日、開会前の議員打ち合わせ会において、その内容を報告してありますので、この議会運営委員長からの報告は、お手元に配付されている報告書のとおりで終わらせていただきます。 初めに、総文社厚常任委員長から報告を願います。 8番、斎藤秀雄君。     〔総文社厚常任委員長 斎藤秀雄君登壇〕 ◆総文社厚常任委員長(斎藤秀雄君) おはようございます。 それでは、総文社厚常任委員会所管事務調査について報告させていただきます。3件ありますので長くなりますが、お許し願います。 まず1点目、総文社厚常任委員会所管事務調査について。これは、管内調査であります。 所管事務調査を下記のとおり実施しましたので、その結果について会議規則第77条の規定により報告いたします。 調査日、平成28年10月7日午後1時から行いました。 場所は、本庁3階小会議室で行わせていただきました。 調査事項については、記載のとおり障害者支援ハウス建設について。 2点目、管外視察研修について。ここでは、湯沢町の一貫教育、白馬高校存続、栃尾の最終処分場についてをお話し合いさせていただきました。 3点目、その他としては、三川小・中学校保護者会との協議経過についてであります。一般会議後の委員会としての取り組みについて話し合いをさせていただきました。 出席者については、記載のとおり総文社厚常任委員会委員、及び説明員としては健康福祉課、神田課長、藤安課長補佐、猪福祉係主任から出席をいただいたところであります。 調査概要について。 1点目の、障害者支援ハウス建設について概況説明を求めたところであります。 阿賀町の障害者計画・第4期障害者福祉計画についての中で、民間参入促進による事業を推進していること。町を経由して、国・県への補助申請が可能であるということ。3点目としては、平成27年以降の時系列の説明を受けたところであります。 障害者支援ハウス建設が、地域説明会を実施している状況についてをさらに伺いました。その中で東蒲福祉会が建設をしたいことから、予定されている地域に出向き、予定地近隣の皆様に説明に伺ったということであります。これには、課長補佐が同行したということでありました。 2点目に、10月3日に地元説明会を開催したということで、参加者は32名、7区から13区、小野戸区を対象とさせていただいたところだそうです。 今後の状況については、補助金申請は10月14日期限ということで、県新津保健福祉部を経由し、県障害福祉課への提出ということで、東蒲福祉会が行ったということであります。 次、管外研修については教育環境についてということで、湯沢町を視察することにさせていただきました。 2点目の高校存続については、白馬高校が存続に向けた取り組みについて、阿賀黎明高校と類似する点が多くあるので、現状視察としたところであります。 3点目、ごみ広域処理計画については、現在五泉市、阿賀野市、阿賀町で進めているごみの広域処理施設計画にある最終処分場が栃尾最終処分場と類似している点から、視察することにさせていただきました。管理型室内処理施設であります。 次に、今阿賀町として重要にしている三川小・中学校保護者との一般会議であります。議会としての意見を求められていることを重く受けとめ、今後行動すること。地域の意見を考慮し、教育委員会と真摯に協議するということにさせていただきました。 まとめとして、障害者支援ハウスについては情報の共有を図り、地域に根差した障害者支援を行うことを望む。また、東蒲福祉会においては、町有施設を管理している以上、町及び議会への情報提供をし、協議を行うことを望むということにしました。これは、とこなみ保育園跡地利用はどうなったのかなどの障害者支援について、意見を集約する必要性を感じるからであります。今後、協議する場所を設けるようにしていきたいというふうに思っているところであります。 地域の意見を聞くについては、企業側の考えだけではなく、夜間の開催も考慮すべきではないかということで配慮を求めたところであります。これは、地域の参加者が昼間の人口ばかりではない、日中は出られないけれども夜間であれば出られるというような要請があったことから、求めたところであります。 障害者計画について、第4期計画については重要な課題であることから、地域の理解を得ながら今後推進していく事業である。町の基本的な考えを知らせる手段を構築すべきではないのかということを意見として出させていただきました。 その方法としては、テレビ電話での広報、社会福祉協議会との連携、各種介護支援施設との連携など多くの課題があるので、情報の共有を図ることを強く望んだところであります。 管外研修計画及びその他、三川小・中学校一般会議については調査概要で記載してありますので、ここでは詳細については省略させていただきます。 1点目の、10月7日の総文社厚常任委員会の報告はこれで終わらせていただきます。 次に、もう1点は11月16日から17日にかけて、管外視察研修であります。 調査日は、平成28年11月16日から11月17日の2日間であります。 視察場所については、長岡市栃尾最終処分場、湯沢町湯沢学園、白馬村白馬高校の3カ所であります。 調査事項で、栃尾最終処分場については広域組合建設計画と類似している施設であるということ、湯沢町については一貫教育、特に湯沢学園というふうな持ち方で、幼保・小・中というふうな連携をしているところから選ばせていただきました。白馬高校の存続に向けては、地域の魅力化についてということで、特に阿賀黎明高校との問題から挙げさせてもらったところであります。 出席者については、記載のとおり総文社厚常任委員会委員及び議長、局長であります。 説明員についても記載のとおり、栃尾最終処分場については長岡市環境施設部、野口課長、大磯課長補佐、今井、椿氏の4名でありました。 湯沢学園については湯沢町議会議長、南雲議長、それから清水湯沢町教育長、そして湯沢町子育て教育部富沢子育て支援課長、そして湯沢学園の湯沢中学校長から説明を受けたところであります。 白馬村については、白馬村議会議長及び事務局長、同じく白馬村の教育課長から説明を受けました。 調査目的と概要については記載のとおり、先ほどの管内調査での調査の内容と重複しておりますので記載のとおり省略させていただきますが、ごみ処理については五泉広域衛生施設組合各構成員の理解と、地域には丁寧な説明で対応して、これからの処理をしていくべきではないかということで調査をさせていただきました。 教育環境については、湯沢学園では幼・保・小学校・中学校を一貫した湯沢学園を設置し、町内教育一貫になった経緯、経過についての研修を受けたところであります。阿賀町にも大事な問題ではないかということで、特に熱心に皆さんが勉強したということであります。 次に、白馬高校については、阿賀黎明高校と類似する点が多くあるので、白馬村と小谷村2村が長年、高校存続に向け支援をしてきた経緯、経過を強く感じ取ってきたところであります。白馬ブランドというものが生かされた、高校存続のための魅力化の展開をしていたというところでありました。 まとめとして、阿賀町の課題としている問題を他の視察先で研修させていただいたところでありますが、今後提言をしていきたいというふうに思っています。 1点目の広域ごみ処理施設建設については、栃尾ごみ最終処分場施設については、雪国である県内においては最善策と感じてきたところであります。五泉広域衛生施設組合は、各構成員の理解と地域に丁寧な説明で、今後、広域ごみ処理場建設、最終処分場を含めた実施計画をしていただきたいということで、阿賀町の財政負担が軽くなるよう、軽減されることを望む研修でありました。 2点目の教育について。湯沢町では、統合するに当たり、地域の意見を取り入れながら丁寧な説明を出向いて行い、統合する意義などを理解されたと。また、新設統合という形をとったことからも、理解された点が多かったのではないかなというふうに私どもは思ってきたところであります。 阿賀町では、教育環境整備の観点から、統合ありきの議論ではなく、教育のあるべき姿を丁寧に理解されるように今後進めることが大事と思われる研修であったということであります。 特に、阿賀町、今後に望むことは拙速な統合議論はしないこと。町民にわかりやすい丁寧な説明を出向いて行うこと。議論を尽くすことから逃げないこと。以上3点を今後の提言とさせていただいたところであります。町民の声を聞き、反映させることに重点的に取り組んでいただきたいことであります。 また、湯沢町の施設については、プール等が可動式で、子供たちにとってはすばらしい教育環境であったなというふうに感じたところであります。 3点目、高校存続についてであります。 阿賀黎明高校の現状を町民に公開し、意見の集約を図り、存続に向けた行動を起こさなければならないというふうに感じてきたところであります。 地域の学校として存続しなければならないことをアピールする必要性を感じ、阿賀黎明高校には、学校の募集要項や学校だよりなどを町内各公共施設に配付し、活動状況や進路状況を速やかに伝達することを望んでいます。 町を挙げ活動支援を行うことなどをして、同窓会、各種団体との連携強化をする必要を感じてきたところであります。 高校存続と小・中学校統合を、同じテーブルで協議することがない体制を構築すべきであるというふうに思って感じてきたところであります。 白馬高校については、白馬ブランドを生かした高校存続のための魅力化ということで、国際観光学科という全国展開できる学科の創設をされていました。これも、阿賀黎明高校も含めた我が阿賀町にとっては重要な課題ではないかということで、報告とさせていただきます。 次、3件目であります。 これは管内調査であります。12月1日、管内調査をさせていただきました。 これも本庁の3階小会議室で行いました。 調査事項については、地域と語る会の報告について。2点目、付託されています給付型奨学金制度創設の陳情書について。それから、委員であります者が町民アンケートと名を打った文書を配布した件であります。 出席者については記載のとおり、総文社厚常任委員会委員全員であります。なお、議長、局長の出席もいただきました。 説明員としては、清野教育長、阿部学校教育課長清野学校教育課長補佐の出席をいただきました。 調査概要について。 地域と語る会についてでありますが、これは各班より報告書を、総文社厚常任委員会参加者より説明を受けたところであります。各地区の報告を受け、教育委員会の所見を伺ったところであります。 2点目、付託されている陳情書についてであります。 給付型奨学金制度創設についての陳情書は、委員会としてはするとして提出するかどうかを諮りました。 3点目、文書配布について、町民アンケートであります。 これは、配布をした入倉議員より説明を求めたところであります。 その他としては、中学校の統合問題について、三川地域でいる小池議員、神田議員の委員会出席についてを協議させていただきました。 2点目が、今後の小・中学校統廃合問題についてであります。 まとめとして、地域と語る会の報告については、広報広聴委員会での取りまとめ状況を考え、継続的に協議することにいたしました。教育委員会の所見については、報告内容をよく考え統合問題に対処するよう、強く促したところであります。 今後は、阿賀町教育のあるべき姿を考慮して、議会の理解を得られるような姿勢を求めるということにさせていただきました。 3点目は、上川地区からの問題として、小学校統合前に保育園の統合を望む声があったので、検討を望むことにしたところであります。 2点目、付託陳情書の取り扱いについては、提出者、賛成者がいたら対処することにいたしました。これは、入倉、宮川議員で対処することにいたしましたが、今回は提出者のほうから取り下げということでありましたので、報告させていただきます。 3点目、文書配布についてであります。町民アンケートという名目での文書配布であります。入倉議員には、所管委員であること、そして広報広聴委員であるということ等含め自覚をし、全協において謝罪を求めることにし、先般全協の中で謝罪をしていただきました。今後、このようなことのないように注意していただきたいということであります。 4点目です、小池、神田議員の総文社厚常任委員会への出席については、情報共有の観点から認めることにいたしました。これは三川地域の問題、特に三川中学校の統廃合問題にかかわる重要なことから、地域の住民の声を議会として反映させるために認めることにしたところであります。今後の小・中学校問題は、地域の声を大切にすることを望みます。 総括として、阿賀町教育のあり方が問われている統廃合問題は、教育委員会のみの問題ではなく、町の行政全般にかかわる問題と捉え、協議していくことを望みます。 以上、総文社厚常任委員会からの報告とさせていただきます。 ○議長(猪俣誠一君) 委員長報告に対して質疑を許します。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(猪俣誠一君) 質疑なしと認めます。 総文社厚常任委員会の報告はこれで終わります。 次に、産業建設常任委員長からの報告を願います。 9番、伊藤武一君。     〔産業建設常任委員長 伊藤武一君登壇〕
    産業建設常任委員長(伊藤武一君) では、皆さん、おはようございます。 私のほうから、産業建設常任委員会所管事務調査についての報告をさせていただきます。 所管事務調査を下記のとおり実施いたしましたので、その結果について会議規則第77条の規定により報告をいたします。 調査期間につきましては、平成28年11月29日から30日までで2日間です。 調査場所につきましては、宮城県七ヶ宿町、丸森町。 調査事項につきましては、山間高冷地におけるブランド米の確立について。雪室を活用した農業振興について。それから、エゴマを活用した商品開発について、これは丸森町です。 出席者につきましては、産業建設常任委員会8名、議会事務局長、議長、農林商工課農政係主任。 七ヶ宿町の説明員といたしましては、副町長、商工会長、農林建設課長農林建設係長、農林係主事、事務局長でございます。 丸森町の説明員といたしましては、議長、産建教育常任委員長エゴマ研究会長、農林課長、農林課長補佐、事務局長、以上の方々です。 この調査に出かけます目的といたしましては、先進自治体での実態を見聞することにより、本町での取り組みへの可能性を考察するとともに知識を深め、これからの町の発展に役立てることを学ぶことを目的といたしております。 調査の概要でございますが、七ヶ宿町につきまして山間高冷地におけるブランド米の取り組み。七ヶ宿源流米とは、農業組合法人ライスファームが中心となり、ネットワークの会員11名の生産グループ、七ヶ宿源流米として環境に気を配り、おいしく安心に食することを誇りに、こだわりの栽培方法で育てているということであります。 こだわりの栽培ということは減農薬、減化学肥料、水の浄化。この辺につきましては用水路の取水口に木炭を設置して、水質浄化を行っているということでございます。水田にはカキ殻10アール当たり100キログラムを使っていると。 この炭の効果自体についてはどうかという疑問もあるのではないかと思われましたが、しかしながらPRポイントとしては抜群な取り組みを実施しているというふうに感じておりますし、最高基準の水田環境、特Aに認定されているということであります。 こだわりの品種といたしましては「やまのしずく」ということで、山間高冷地向けの品種で、主に七ヶ宿町で栽培をしております。七ヶ宿町源流米として20ヘクタールを作付、ほぼ全量1等米、高価格で販売をしているということでございます。 次に、雪室を活用した農業振興ということで、雪室を現地に出向き視察をしてまいりました。 雪室の保管能力と貯蔵品目につきましては、1階、2階とありまして、1階の室内温度は2度から5度、湿度が90%。2階につきましては、室内温度が10度前後から湿度が60%。貯蔵品目につきましては、米、そば、穀物、果実、野菜等々。 雪室の利用状況と課題についてですが、付加価値をつけて売れるような仕組みづくりが課題である。雪室が生かし切れない状態である。まだ余裕がある、貯蔵が満タンにならないということでございます。 ですが、雪室で貯蔵された農産物の評価は甘みが増しており、少しぐらい高くても買ってくださるという結果が出ているということで、成果があらわれているというようなことでございました。 この建物については、1億3,000万円の建設費用というようなことでございました。 農産物の集荷、この雪室の集荷につきましては集荷はしておりません。生産者が持ち込んでいる。販売については、雪室利用ステッカーを張り、雪室商品として販売をしている。主に直売所を使っての販売ということでございました。 次に、丸森町でございます。 エゴマ活用商品開発、栽培。 平成15年からエゴマ栽培、会員数は40名。出資金が1人5,000円です。 収穫収量は10アール、大体70キログラム。多い人で100キログラムの栽培をしている方もいるというようなことでございましたが、これは鳥の被害が非常にありますので注意が必要というようなことでございましたが、エゴマにつきましては猿とイノシシの被害がないというようなことで、案外鳥獣の被害防止策には網を張ればいいというようなことでございますので、イノシシや猿の被害がないということは、せめてもの幸いかなと思っておったところでございますし、当町においても、この被害について現状どうなっているのかというのを把握したいと思っておるところでございます。 天気に左右されやすく、それから水気のある場所には適さないというようなことで、乾燥地のほうがよいというようなことでございました。 作付といたしましては、無農薬、無肥料で栽培しているというようなことでございます。 商品につきましては、ドレッシング、エゴマ油、エゴマ菓子、パン等の加工品を製造して、これも直売所で販売しているというようなことでございました。 結果、まとめといたしまして、山間地域、豪雪地であり、私どもの町と似た環境である。そうした中で、農業の取り組み、販売方法が充実しているのではないかというふうに感じたところであります。 直売所を主体として販売し、町の活性化に努めている。雪を利用した雪室で付加価値をつけて販売。我が町も、東蒲幻米を独自販売できる施策を模索しなければならないというふうに考えておるところでございます。 エゴマについては、近年健康食としてブームを呼んでいる。6次産業の期待も大であり、耕作放棄地対策として実施できるのか、または新しい産業として実施してやるべきか、これが大きな課題であると思っておるところであります。 また、どの地域におきましても、農業の後継者不足は農村地におきまして喫緊の課題である。当町におきましても、後継者不足について課題に取り組まなければならないものであると感じているところでございます。 以上、産業建設常任委員会の報告を終わらせていただきます。 ○議長(猪俣誠一君) 委員長報告に対して質疑を許します。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(猪俣誠一君) 質疑なしと認めます。 産業建設常任委員会の報告は、これで終わります。 次に、広報広聴常任委員会から報告願います。 3番、小池隆晴君。     〔広報広聴常任委員長 小池隆晴君登壇〕 ◆広報広聴常任委員長(小池隆晴君) おはようございます。 それでは、広報広聴常任委員会所管事務調査についてご報告いたします。 本委員会は、下記のとおり所管事務調査を実施しましたので、その結果について会議規則第77条の規定により報告いたします。 議会だより第46号編集作業でありますが、日程については10月3日から10月24日までの間の4日間であります。表のとおりであります。 まとめでありますが、議会だより46号の編集作業。編集作業については、いつもと同じ4日間の作業工程であります。 定例会議中に、それぞれのページの割り当ての話し合いをしますが、以前に比べると、そこは俺がやるという、自主的に手を挙げることが多くなり、ページの割り当てが短時間に決まることが多くなったように思います。一人一人の積極性の先に議会だよりが目指している方向があると思うので、今後もお願いしたいと思います。 原稿に苦労しているのが町民の広場です。お願いをしても、なかなか書くことになれていないためか、首を縦に振ってはくれません。オーケーが出たときには両手を合わせたい気持ちになります。議会だよりを読んでもらうための大事なページです。工夫をしなければと思っています。 議会だよりの編集作業も、残すところ47号、48号の2回になりました。最後までご協力よろしくお願いいたします。 もう一方のほうですが、地域と語る会の報告です。 所管事務調査について。 本委員会は、下記のとおり所管事務調査を実施しましたので、その結果について会議規則第77条の規定により報告いたします。 内容については、11月14日、15日の2日間で3班に分かれて語る会を開催いたしました。内容については表のとおりであります。 まとめといたしまして、地域と語る会の開催。11月14日、15日の2日間、3班に分かれ地域と語る会を開催しました。 統合問題での報告会を行うことについては、委員会の中でもいろいろな意見が出ました。私にとっては、少しばかり不安のある報告会でありましたが、保護者の皆様、学校関係者、議員の皆様のおかげで無事終了し、胸をなでおろしています。 語る会から見ると、まだまだ統合には問題があると考えています。今後も注視していかなければならないと思っています。 以上、広報広聴常任委員会の報告を終わります。 ○議長(猪俣誠一君) 委員長報告に対して質疑を許します。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(猪俣誠一君) 質疑なしと認めます。 広報広聴常任委員会の報告はこれで終わります。 次に、五泉地域衛生施設組合議会、新潟県中東福祉事務組合議会並びにさくら福祉保健事務組合議会について、組合議員から議長の手元に報告書が提出されております。お手元にお配りした報告書をもって報告にかえます。 次に、地方自治法第235条の2第3項の規定により、例月出納検査の結果報告書がお手元にお配りしたとおり提出されております。朗読は省略いたします。 以上で議会の諸報告を終わります。--------------------------------------- △町長の行政報告 ○議長(猪俣誠一君) 日程第3、町長の行政報告を行います。 神田町長から行政報告の申し出がありましたので、これを許します。 神田町長。     〔町長 神田敏郎君登壇〕 ◎町長(神田敏郎君) おはようございます。 行政報告に入る前に、冒頭、佐久間議員が長年の監査委員として全国監査委員協議会から表彰を受けられましたことにまずは敬意を表し、また今後も職務に遂行されるよう希望するところでございます。おめでとうございました。 それでは、報告に入らせていただきますが、平成28年第4回阿賀町議会12月定例会議に当たり、議員各位には貴重な時間をいただきまして、9月定例会議以降の行政報告を申し上げさせていただきます。議員各位並びに町民の皆様にご理解とご協力をお願い申し上げるところでございます。 去る10月16日には、泉田知事3選後を受けまして施行されました知事選挙におきまして米山隆一氏が新知事に就任され、2カ月近くとなりました。現在、新潟県議会が開催されておりますが、今後の県政のかじ取りに注目してまいりたいと思っております。 また、先月下旬から県内で相次いで鳥インフルが確認され、養鶏場を持つ本町にも緊張が走ったところでございますが、影響は確認されず、また発生した地域におきましても、今月上旬には一応の収束を見たところでありますが、まだ一部の野鳥から感染確認がされたということで、一層の注意喚起を促してまいります。 さて、我が国の経済は雇用、所得環境の改善傾向が続く中で、各種政策の効果もあって、緩やかな回復に向かうことが期待されておりますが、中国を初めとするアジア新興国や資源国等の景気の下振れによる景気の下押しリスクや、英国のEU離脱問題、アメリカの新大統領の今後の動向などにより、金融資本市場における影響が生ずる可能性がございます。 また、国と地方を合わせた長期債務残高は年々増加しており、主要先進国の中では最悪の水準にある中、平成28年度末には1,060兆円を超える見通しであり、国の財政状況は極めて厳しい状況であると思っております。 こうした状況の中、国においては、経済と財政双方の一体的な再生に向けた経済・財政再生計画の枠組みのもと、手を緩めることなく本格的な歳出改革に取り組むこととしており、平成29年度予算の概算要求基準では、公共事業などの裁量的経費を対前年度比で10%削減することとして、また諸課題に対応するため、新しい日本のための優先課題推進枠を設けるなど、無駄を排除しつつ予算の重点化を進めることとしております。 地方行財政改革に関しては、自治体情報システムのクラウド化などの地方行政サービス改革を推進するほか、あわせて歳出効率化に向けた業務改革に取り組む先進的自治体の経費水準の基準財政需要額算定への反映、いわゆるトップランナー方式など、地方交付税を初めとした地方の財政に係る制度の改革を推進するとしております。 しかし、総務省の概算要求を見ますと、地方交付税が前年度比で4.4%減となっており、本町にとっては楽観視できない状況ともなっております。 今後は、漸減する財源の中で最大の事業効果を上げるため、職員一人一人が町職員であることの責任を強く自覚するとともに、経営感覚及び営業感覚を持って、事業の必要性や費用対効果を十分に勘案しながら抜本的な再構築に取り組むとともに、町民の信頼に応える行財政運営を進めていくため英知を結集して予算編成作業に当たるよう、先月1日に各課長を通じて命じたところであります。 次に、町の交通安全についてご報告いたします。 町内における事故発生状況についてでありますが、12月4日現在、事故総数が178件、うち人身事故件数が21件、負傷者数が23人と、例年並みの件数となっております。 死亡事故につきましては、昨年5月5日に発生して以来、先月10日をもって交通死亡事故ゼロ555日を達成しており、津川警察署では夕暮れGoGoGo作戦と題して、交通安全運動を展開しているところでございます。 しかし、県内においては先月、ことし2回目の交通死亡事故多発警報が発令された状況にありますので、より一層気を引き締め、交通事故防止及び交通死亡事故ゼロの継続に取り組んでまいりたいと考えております。 また、本年も12月11日から20日の期間は冬の交通事故防止運動の実施期間となることから、年末の警戒態勢がしかれるところであります。今回の重点項目は、飲酒運転の撲滅、夜光反射材の活用推進、歩行者の保護の3点になっておりまして、関係機関と連携を図りながら啓発活動を実施してまいります。議員各位におかれましても、ご理解とご協力を賜りますようお願いを申し上げる次第であります。 次に、選挙関係についてご報告を申し上げます。 10月16日執行の、任期満了に伴う新潟県知事選挙の阿賀町投票結果についてでありますが、有権者数1万593人、投票者数6,981人となり、投票率につきましては65.90%となったところであります。 町民の皆様方には、投票管理者及び投票立会人等でご協力いただきましたことに厚く感謝を申し上げますとともに、おかげをもちまして無事に選挙事務を完了することができましたことをご報告申し上げます。 また、来年4月30日に任期満了を迎える町議会議員選挙につきましては、平成29年4月18日火曜日に告示、同23日日曜日に投開票を執行する予定としております。 町の議会議員選挙という身近な選挙でありますので、これまで以上に慎重かつ適正な事務執行となるよう、万全な準備に努めてまいります。 次に、告知システム、いわゆるテレビ電話についてでございますが、平成20年度及び21年度の継続事業で整備いたしました阿賀町情報ネットワーク告知放送システムは、供用開始から7年が経過しており、告知端末の故障台数の増加など多くの課題を残しております。これらのことから、来年度には次期システムの構築に向け、条件整備を行っているところであります。 11月8日には、次期システムの構築に向けての条件整備の参考にすべく、情報ネットワークシステムの企画提案会を開催して、参加希望のあった国内メーカー4社から最新システムのプレゼンテーションを受けたところでありますが、当日は議員各位からも多数のご参加を賜り、貴重な時間を拝借いたしましたことを心より感謝申し上げます。 9月末で新交貸し切りバスの運行が廃止になった高速バスにつきましては、10月3日からでございますが、上川支所から新潟市内の下越病院、市民病院、がんセンター、新大病院の4カ所のほかに市役所前に停車場を設け、1日2往復体制で運行しております。 運行実績でございますが、10月の1日当たりの平均乗車人数が17.6人、11月は15.9人となり、当初の見込みを上回る実績となっておりますが、運行便別では午前中の便の利用が多く、午後の便の利用はほとんどない状況であることから、今後改善の必要があると考えているところであります。 課題を明確にして改善を図るために、乗降者数のカウントに加え、月に5日間、高速バスに関するアンケートを実施しながら、高速バスを利用されている皆様に対して利用実態や意見聴取を実施しながら、一層利用しやすい運行にするべく取り組みを行っているところでございます。 本高速バス路線は、道路運送法第21条に基づく1年間の実証実験による運行でございますが、利用状況、採算性等を十分に検証いたしまして、新年度中に一定の方向性を決定したいと考えております。 次に、国民健康保険事業についてでございます。 既にご承知のとおり、平成30年度から都道府県が財政運営の責任主体となって、安定的な財政運営及び効率的な事業運営を確保するなど中心的な役割を担いながら、市町村とともに業務を進めることとなっております。 広域化を推進するための調整につきましては、現在県が主体となって各市町村の担当者により構成する財政関係検討部会及び事務運営検討部会を編成して、部会ごと、慎重に検討を進めているところでございます。 広域化に向けた事務処理システムの準備作業でありますが、国保システムの改修を行い、10月に国保事業費納付金算定に必要なデータを県に提供したところであります。今後も、国保連とデータ連携を行うためのシステム改修が必要でございます。また、県内市町村との事務事業の協議を進めながら、新制度へ移行してまいります。 次に、介護保険の新総合事業の関係でございます。 要支援認定者の通所サービス及び訪問サービスを、市町村事業に移行することを大きな柱とした新総合事業につきましては、新年度4月1日より実施することが求められておりますので、町の事業内容を定め、11月14日の議会の全員協議会におきまして概要をご説明させていただいたところでありますが、現在の要支援者約380人に加え、新たにチェックリストによる判定でもサービス利用が可能となりますので、町民の皆様の選択肢をふやすこととして、現行同様のサービスを残しながら、基準を一部緩和したサービス、また住民主体のサービスが提供できる仕組みといたしました。 11月16日から、町内で通所事業、訪問事業及びケアマネ業務を行っている事業所に向けた説明会を順次実施してまいりましたが、関係者からは理解を深めていただき、効果的な事業を円滑に進めていくよう準備を進めているところであります。 また、本事業では介護予防も実施してまいりますが、自宅や集落で手軽に継続して実施できる取り組みを進めていくことが重要でありますので、昨年度作成しました阿賀町いきいき体操の普及に向けて各地区のサロンや老人クラブなどの集会に出向き、先月末までに延べ680人に体験していただきました。この体操は指導する人がいなくてもDVDを見ながらできる内容でもあり、体験者からは好評を得ておりますので、多くの皆様から取り組んでいただくよう努めてまいります。 次に、成年後見制度への取り組み状況でございます。 町民の皆様に本制度を広く周知していただくように9月にセミナーを開催し、48人の皆様方から参加をしていただきました。また、町民から後見人となっていただくよう、新潟家庭裁判所とも内容を調整した市民後見人養成講座を、7月29日から11月24日まで10回にわたり実施いたしましたが、受講した15人全員が全課程を修了したところであります。 今後は、市民後見人として活動していただけるようフォローアップ研修も実施しながら、町民が町民を支える取り組みと仕組みを一層推進していきたいと考えております。 次に、民生委員の一斉改選でございます。 民生委員は、厚生労働大臣から委嘱され、県の指導監督を受ける非常勤の地方公務員という位置づけでございますが、本年11月30日には3カ年の任期が満了となったことで、全国で一斉改選が行われました。 本町では16人が退任し、その後任として同じく16人が新たに委嘱され、50人が再任となりました。委員の名簿につきましては広報あが12月号に掲載いたしますが、県内一の高齢化が進み、ひとり暮らし高齢者が増加している状況でありますので、地域の見守り役、身近な相談役としてこれまで以上に活躍していただけるよう、町との連携をさらに強化してまいります。 次に、健康関係でございますが、例年どおり4月から実施してまいりました各種集団検診は、11月8日をもって終了いたしました。 がんや糖尿病などの生活習慣病は全国的にも増加しておりますが、町の医療費は依然として高額のまま推移しておりますので、精密検査が必要な人は全員が受診するよう順次受診勧奨を行うとともに、各集落に出向き、高血圧や糖尿病予防などに重点を置いて、みそ汁の塩分測定、メタボ予防など、寸劇も交えながらわかりやすい健康指導に当たっております。 11月3日に産業祭にあわせて開催した健康展では、保健所、津川病院及び歯科医師会などの関係機関と連携し、骨密度測定、血管の老化チェック、尿中塩分測定、歯科医師の無料相談会などを実施したところでありますが、あいにくの悪天候であったものの前年度を大きく上回る約200人の参加があり、町民の皆様の健康への関心の高さを感じたところであります。 次に、包括連携協定を結んでおります新潟青陵大学の活動でございます。 6月に看護学科の2年生93人が来町しました。このうち62人が11月19日に、地域で暮らすということを学ぶために再び来庁し、4から5人の班編成をもって上川地域の14集落を訪問して、地域の方々から生活の様子や健康に気をつけていることなどを聞きながら、地区内の散策も行っております。また、黎明学舎で学んでいる阿賀黎明高校2年生で看護職を目指している2人も本活動に同行して、看護学科の大学生と一緒に活動いたしましたので、2人の将来にも役立つ一日になったものと考えております。 青陵大学とは、町の健康課題とそこに向けた取り組みに関する協議も行っておりますが、今後一層連携を深めてまいりたいと考えております。 加えて、官学連携事業につきましては今般、新潟大学と連携協定を結ぶ運びとなり、今月20日に締結式を挙行する協議が調ったところであります。 新潟大学とは、これまで学生の学外授業であるダブルホーム事業の個別協定を締結してきたところでありますが、さらに多様な分野で相互に協力し、地域社会の発展と人材の育成に寄与することを目的として、包括連携協定を締結するものであります。 締結式には、高橋姿新潟大学学長を初め、日ごろお世話になっている学校関係者及び先生方が出席されるほか、本議会からも猪俣議長に出席をお願いしているところでありますので、よろしくご理解をお願い申し上げます。これを契機に、一層の相互協力が図られるものと期待しているところでございます。 こうした活動を支援するために、遊休施設の改修を図った四季菜館、及び建物共済保険を財源として修繕を実施したあがの荘につきましても、大変喜んで利用していただいているところであります。 あがの荘につきましては、宿泊設備も整ったことから、12月から1月にかけて毎週のように学生の皆さんがゼミ等で利用、予約をいただいているところであります。利用している学生は、活動状況をSNSで発信して阿賀町のよさをPR発信しているほか、自炊の食材は町内から購入するなど、本町に寄り添った活動も展開しております。 ほとんどの学生が、阿賀町を知らない、あるいは訪れたことがないといった現状の中で、こうした地道な支援が町を知っていただき、町の活性化に寄与する機会となり、最終的には町内での起業や定住につながればと念願しているところでもあります。 次に、農政関係であります。 稲作につきましては、新潟県全体では作況指数109と、本年は天候に恵まれ、新潟こしひかりの1等米比率は県全体で83.1%、阿賀町におきましては96.3%と、目標数値である95%を超え、県平均を大きく上回る結果となりました。これは、出穂期の安定した気温経過のもとで順調に生育し、県平均の数値を上回ることができましたのは、農家の皆様の日ごろの管理のたまものと敬意を表するものであります。 また、本年度は新潟県の新品種、新之助の栽培に町内2軒の農家が取り組み、栽培面積6反3畝、出荷数量137俵、1等米比率は100%と、すばらしい成果となりました。今後も、一層気象の変化や育成情報などの早期把握と情報提供に努め、適正な栽培指導ができるよう、関係機関との連携協力を強化していきたいと考えているところであります。 次に、自然薯についてであります。 奥阿賀自然薯のブランド名は、良好な食味と品質から評判を呼び、11月23日の即売会、11月27日及び12月4日に新潟市西区の大型直売所いっぺこーとで開催されたイベントにおいても即日完売となるなど、品不足となったほどでございました。いまだに直売所へ問い合わせも多数あることから、町の特産品として今後はさらなる情報発信をしてまいりたいと考えております。 もう一つの特産品として取り組んでおりますエゴマの栽培につきましては、本年度は昨年度に比べ、栽培者数が72名から80名で8名、作付面積が193アールから250アールで57アール、出荷量につきましては786キログラムから1,260キログラムと474キログラムの、それぞれ増加となったところであります。 本年度は、阿賀町エゴマ組合が発足して、町内において原材料の調製や搾油を開始して、阿賀町産エゴマ油の商品化を図り、阿賀町ブランドの一つとして大いに期待しているところであります。 次に、農業用施設関係についてでありますが、県営農業農村整備事業、阿賀津川土地改良区の揚水機改修計画であります。 本年度、基幹水利施設である揚水機の製作、据付工事を発注して、現在ポンプ、モーター等の製作を実施しております。来年の作付期前をめどに水の供給を図れるように、県と調整しながら実施しているところであります。 また、国・県補助事業の追加予算により、早期に用水の安定供給をはかるため、送水管、吐出水槽等の整備費として、今会議におきまして補正予算を上程しておりますので、よろしくご審議をいただき、ご決定賜りますようお願いを申し上げます。 次に、本年度予定しておりました町実施の農業土木工事につきましては、細越、五十沢地区の農業用ゲート整備等につきましては、11月までにほぼ発注済みとなっておりますので、来年度の作付条件の改善と維持管理の軽減を目指して、町単独助成事業を含めて、継続できる農用地確保のために関係者と調整しながら実施してまいります。 次に、林業施設関係でありますが、本年度に発注いたしました開設3路線につきましては、引き続き早期完了を目指して鋭意努力してまいります。 商工関係についてでありますが、プレミアム商品券事業でございますが、今回から販売方法を変えて、予約販売方式として5,729セットが販売されたところであります。現在、約7割が既に利用されておりますが、使用期限の1月15日までに全ての商品券を有効に利用いただき、町内の景気の高揚につながることに期待しているところであります。 次に、津川地域の装飾街路灯のLED化についてでありますが、9月21日に今年度分の工事が完了し、町内全ての装飾街路灯がLEDランプに改修されたところであります。これによりまして、LED化前の平成26年度同時期と比較してみますと、電気料金は約5分の1程度にまで削減され、かなりの効果が出ているものと考えております。 次に、観光関係であります。 ことしの秋も、10月2日のつがわ狐の里がえり市を皮切りに、かのせ秋の産業まつり、みかわ秋まつり、つがわ青空産業祭、上川そば祭り・フェスティバルと、10月から11月にかけて各地域イベントを開催いたしました。11月27日には、新潟県新潟地域振興局との共催により、会津街道サミットを本町の道の駅阿賀の里で開催して、200名ほどの来場者を集め、会津と越後の歴史に触れていただきました。秋のイベントにつきましては、各イベントに趣向を凝らしながら実施したことで、町内外の大勢の皆様から喜んでいただけたものと考えております。 町営三川温泉スキー場につきましては、12月9日に安全祈願をし、23日のオープン予定日に向けて準備を進めておりますが、予定どおりの営業ができるよう願っているところであります。 冬期間も本町においでいただけるように、関係団体等と連携しながら観光振興を進めてまいりたいと考えております。 次に、農林商工関係の地域おこし協力隊の活動状況であります。 11月1日より、都市交流等による地域振興を目的として女性隊員を1名採用したことで、現在合計16名が農林業や観光振興のための活動を行っております。今度は、それぞれの活動のほか、10月23日のかのせ秋の産業まつりにあわせて、協力隊員全員で計画した地域おこし協力隊まつりを開催して、町民や来場者の皆様にこれまでの成果品を販売しながら、隊員の活動状況を紹介いたしました。 今後も、隊員相互の連携を深め地域振興を推進できるよう、また町内での起業、定住につながるよう、支援してまいりたいと考えております。 次に、国土調査関係でございますが、今年度の調査委託業務につきましては、上川地区の石畑区において、地区の推進委員及び関係地権者のご協力を得ながら、山林約77ヘクタールの現地での立会工程と測量を11月上旬に終えたところであります。 現在、地籍図と地籍簿の作成に入っており、3月末には今年度の委託分について完了する予定となっております。 次に、除雪関係でございますが、近年は豪雪が続いておりましたが、昨年における除雪の出動は12月28日と、例年にない遅い時期でありました。 当地域は県内でも豪雪地域であり、冬期間における道路除雪は住民生活に大きな影響が生じるため、今年度におきましても11月21日に阿賀町冬期道路交通確保会議、除雪会議ですけれども、これを開催いたしたところであります。 除雪延長につきましては、県道に一部管理移管いたしました町道鹿瀬当麻線の延長が減となりましたことなどから、昨年度よりも4.5キロ短い312.8キロメートルとなりましたが、42社の委託請負業者に今期の除雪体制について説明を行い、冬期間における町民の通勤通学等の生活路線の確保と安全に作業を努めていただくようお願いしたところであります。 また、昨年度、長岡市において高速道路が通行どめとなり、平行する国道が大渋滞を起こし、生活路線として多大な影響が生じたことは記憶に新しいことと思います。本教訓を生かして、11月29日に、新潟県と福島県を結ぶ高速道路及び国道管理者並びに関係各位において新潟・福島県境道路情報連絡会議が開催され、豪雪時における交通確保のための対応協議が行われたところでございます。 次に、河川関係でございますが、8月30日に第3回の阿賀野川圏域流域協議会が開催されました。その後、阿賀野川圏域河川整備計画に関する住民説明会を、9月後半に旧町村の4地区において実施し、11月4日に第4回阿賀野川圏域流域協議会を行ったところであります。 出席された方からは、計画に対する質問やご意見をいただいたところでありますが、中でも早期事業化を望む要望が大変多く、町といたしましては、住民の安全・安心のためにも県に早期事業化を強く要望してまいりたいと考えております。 次に、新潟県が施行しております阿賀野川河川災害復旧事業についてでございます。 平成23年の水害発生以来、今日まで工事が進められ、現在一部の堤防舗装等を残すのみとなりましたが、築堤に関してはこの3月に完了の運びとなりますことから、新潟県では阿賀野川災害復旧助成事業・災害復旧等関連緊急事業の竣工式を2月下旬から3月上旬の間で実施する計画で調整を進めておりますが、町といたしましても事業の完了を祝う意味で、竣工式、祝賀会等に関連する経費をこのたびの補正予算に計上させていただきました。ご審議の上、ご決定賜りますようよろしくお願いを申し上げます。 次に、上下水道関係でございます。 簡易水道施設整備事業でございますが、中ノ沢区の小規模水道につきましては、12月1日に供用を開始したところであります。福取水源改修につきましても、12月6日に供用開始を行っております。整備事業全体で、11月末の進捗率が繰り越し分85%、現年度分65%となっております。 下水道の新規加入者は、現在8件でございます。 上下水道料金改定関係につきましては、9月26日から11月10日まで地区説明会を集会所等49カ所で実施いたしましたところ、合計439名の皆様のご参加をいただき、本説明会の中でも多くのご意見をいただきましたが、大勢は改定案にご理解いただけたものと考えております。関係条例5件の一部改正につきましては今般上程させていただきますので、よろしくご審議の上、ご決定賜りますようお願いを申し上げます。 次に、ふるさと阿賀町応援寄附として受け付けておりますふるさと納税につきましては、11月末現在57件、535万9,805円の寄附が寄せられているところであります。内訳としましては、県外からの寄附が45件335万3,000円、県内からの寄附が12件200万6,805円であります。昨年同時期の寄附額は46件456万7,000円であり、現時点におきまして79万2,805円の増収となっております。 寄附をいただきました皆様には、寄附額の20%程度を返礼としておりますが、今年度からパンフレットを一新したところであります。阿賀町ごっつぉ条例により認定されました商品のみを掲載することで町特産品のPRを図っているところでありますが、今後も引き続き返礼品取扱業者を公募しながら、阿賀町ブランドの強化につなげてまいります。 次に、教育委員会関係でございます。 4月に実施されました、小学校6年生及び中学校3年生を対象とした全国学力・学習状況調査の結果についてでありますが、小学校の国語は、基礎的な知識を問うA問題では、全国平均と比較して0.3ポイント下回ったところであります。知識の活用力を見るB問題でも0.5ポイント下回る結果となりました。算数では、A問題では全国平均を1.9ポイント上回りましたが、B問題では3.6ポイント下回りました。小学校6年生の国語は、ほぼ全国並みといえます。算数は、基礎基本は身についているものの、活用に課題がある結果となったところであります。 中学校の国語は、A問題では、全国平均と比べて2.2ポイント上回り、B問題でも1.3ポイント上回りました。一方、数学ではA問題では2.9ポイント下回り、B問題でも3.3ポイント下回る結果となりました。中学校3年生の国語は、全国平均を上回っておりますが、数学はA、B問題ともに全国平均を下回り、課題が残ったと考えております。 学習状況調査では、平日に1時間以上家庭学習する小学校6年生の割合は全国平均を上回ったところであります。中学校3年生におきましても、平日に1時間以上家庭学習をする割合が県平均を上回り、また全国平均も上回っております。家庭学習の定着につきましては、継続的に呼びかけてきた成果が一定程度あらわれたものと考えております。 他方、小学校6年生ではゲームをする時間が、また中学校3年生ではテレビ等を視聴する時間が長くなる傾向がございます。メディアコントロールにつきましては、引き続き保護者の皆様と協力しながら、継続して取り組んでまいりたいと考えております。 以降は、今回の結果をさらに分析した上で、課題を明確にしてまいりたいと考えております。また、成果のあった学校の取り組みを共有するなど、これまでの取り組みの改善を図りながら、学力向上の取り組みを一層推進してまいりたいと考えております。 次に、学校、児童・生徒の様子についてご報告いたします。 各小・中学校では、10月中旬から下旬にかけて文化祭が行われました。保護者を初め地域の皆さんも大勢来校され、学校と保護者、地域の皆さんとのきずなが一層深まる機会となると同時に、子供たちにとってもよい思い出となる楽しい一日になったことと考えております。議員各位からも、お忙しい中、子供たちの学習や音楽発表、そして作品をご鑑賞いただき、子供たちの健やかな成長と元気な様子をごらんいただけたものと存じます。 また、11月26日には三川中学校で創立50周年記念式典が開催され、卒業生も加わって合唱組曲「阿賀野川」が披露されるなど、同校の歴史に思いをはせる大変よい機会となったところであります。 次に、阿賀黎明高等学校の魅力化推進に係る黎明学舎の運営状況についてであります。 11月1日からは、3人目となる教育に関する地域おこし協力隊員として、宮崎県出身の中野裕佳さんを委嘱いたしました。学舎の生徒には女子生徒も多いことから、今後の学舎運営と生徒指導の充実に期待を寄せているところであります。 なお、学舎の運営状況についてでございますが、9月1日のオープンから無料体験期間を経過して、11月から入塾を希望した生徒からは授業料をいただきながら、本格的な塾運営を開始したところであります。現在加入した生徒数は17名となっており、新規の申し込みから1カ月間の無料体験を行っている生徒7名を含め24名の生徒が塾に通っている状況にありまして、学舎の運営は順調に進んでいると感じているところであります。 次に、ボート競技関係でございます。 9月17日から18日にかけて行われた第25回全国市町村交流レガッタ大会が開催されました。 今回は、ボートの聖地である埼玉県戸田漕艇場で行われ、全国から149クルーが参加しました。本町からは議会議員の皆様を初め5クルーが参加して、議会議員シニアの部で4位、壮年男子の部で6位入賞と、昨年を上回る成績をおさめることができました。 また、競技だけでなく、全国から集まったボート愛好者との交流も深められ、ボートの町阿賀町をアピールいただいたとのことであり、今後もレガッタを通じて、町民の方が日ごろからボートに親しむ機会をより多く持てるようにしていきたいと考えております。 次に、10月10日の体育の日にあわせて行われました阿賀町駅伝マラソン大会であります。 秋晴れのもと、選手の力走と沿道の応援で大いに盛り上がる大会となりました。出場選手は町内小・中学生が主体でありますが、昨今のランニングブームもありますので、町内外から多くの一般ランナーが参加しやすいようにしてまいりたいと考えております。 次に、11月に行われた阿賀町文化祭についてであります。 合同作品展、秋の茶会、合同芸能発表会及び里の秋コンサートと、3週間にわたり文化イベントが行われ、約1,700人の方が鑑賞されました。 町では、この文化祭を町民の文化芸術鑑賞の場であるとともに、日ごろの練習や製作、調査研究など生涯学習成果の発表の場として位置づけております。町民の皆様が文化芸術に触れる機会や発表される機会をさらに充実させるよう、阿賀町文化協会と連携を図りながら進めてまいりたいと考えております。 次に、消防関係についてご報告いたします。 火災件数につきましては、11月末現在で3件となっております。内訳といたしましては、建物火災、林野火災、その他の火災がそれぞれ1件ずつとなっております。 建物火災につきましては、住宅1棟を全焼したものでございましたが、幸いにして住宅内に設置されていた住宅用火災警報器が発報して、火災に気づき、難を逃れた火災でありました。住宅用火災警報器の有効性が実証された事例であり、今後も住宅用火災警報器の設置促進と維持管理を呼びかけてまいりたいと考えております。 次に、救急及び救助活動についてでありますが、11月末現在で救急件数は897件、救助件数は20件となっております。ドクターヘリの運用につきましては、55件要請して、46名の方を搬送し、残る9名の方はドクターが救急車に同乗して医療機関まで搬送しております。 昨年の同時期と比較して2倍近くの件数となっておりまして、今後も救命率向上と質の高い救急業務を目指して、有効活用してまいりたいと考えております。 続いて、予防関係でありますが、火災が多発する冬を前に、町内の1,140世帯の高齢者宅へ訪問し、防火指導を実施いたしました。今回は、消防団女性消防隊の協力を得て合同で行った地区もございます。 また、初の試みといたしまして、女性消防隊が保育園を訪問して紙芝居や寸劇を行い、園児への防火思想の普及、啓発に一役買っていただきました。保育園の関係者からは大変好評であり、今後も継続してまいりたいと考えております。 今後は、厳寒期を迎えることから、暖房器具からの出火や雪害による事故が懸念されますので、消防のみならず行政が一体となって出火及び事故防止に取り組んでまいりたいと考えているところであります。 最後に、本定例会議に上程する案件につきましては、専決処分の承認が2件、議案第81号 平成28年度阿賀町一般会計補正予算(第5号)及び特別会計補正予算8件、議案第90号は阿賀町農業委員会の委員等の定数に関する条例の制定1件、議案第79号及び議案第80号、議案第91号から議案第98号までの条例の一部改正が10件、議案第99号 五泉地域衛生施設組合規約の変更、そして議案第100号は新潟県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び新潟県市町村総合事務組合規約の変更についての、合わせて24件でございます。 それぞれの案件につきましては、その都度提案理由の中でご説明申し上げますので、議員各位におかれましては、内容をご精査の上、満堂のご決定を賜りますようよろしくお願いを申し上げまして、平成28年第4回阿賀町議会12月定例会議の行政報告といたします。 ありがとうございました。 ○議長(猪俣誠一君) 以上で町長の行政報告を終わります。 暫時休憩します。 △休憩 午前11時30分 △再開 午前11時30分 ○議長(猪俣誠一君) それでは、休憩を閉じ会議を再開します。 それでは、これより昼食のため、午後1時まで休憩いたします。 △休憩 午前11時31分 △再開 午後1時00分 ○議長(猪俣誠一君) 休憩を閉じ会議を再開いたします。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(猪俣誠一君) 日程第4、一般質問を行います。 一般質問は、8名の方から通告を受けております。順次発言を許します。--------------------------------------- △斎藤秀雄君 ○議長(猪俣誠一君) 8番、斎藤秀雄君。     〔8番 斎藤秀雄君登壇〕 ◆8番(斎藤秀雄君) 8番、斎藤です。 私は、議員になって初めて一般質問のトップバッターというのをさせてもらいますが、私はちょっと壮大な夢を語って申しわけないんですけれども、私の質問は大牧と赤岩に橋をかけてはどうかということで、大牧赤岩間に架橋ということでの質問と、それから福祉施策で元気なまちづくりをということで質問させてもらいます。 初めに、大牧赤岩に架橋をということですが、先般、阿賀野川流域河川整備計画がようやく確定されてきたようですが、ここでは堤防のかさ上げだけではなく、河床整備も施工されなければ意味がないと思うもので、着実な実行を望むものであります。 私は、平成27年12月議会、そして本年の7月議会でもこの河川整備計画については質問をさせてもらってきています。その中で今回の河川整備計画を見ますと、計画書の中では輪中堤防で外水対策です。内水対策については不透明ですが、町に意見を求めるということで先般の説明会がありました。内水対策を明確にすることをこの場では求めませんが、排水ポンプ等の常設をお願いしたいというふうなところであります。 その中で、大牧地区については、輪中堤防で水害の危険が軽減されると説明されていました。対岸の赤岩地区はどうですか。何も計画が乗っていません。これは、大牧で堤防をつくることによって、大牧地区の水害の危険は除去されます。しかし、赤岩地区に押し寄せてくる洪水外圧は防げません。 河川管理をされている新潟県は、国道49号の復旧工事のときに、大型ブロックで根固めをして河川投入を国はやりました。その中に、河川投入をすることによって河床整備をしなければならないということをうたい、みずからその指示を国道工事事務所に伝え、国道工事事務所は大型ブロック分、投入分を河川除去されました。河川管理者は、堤防をつくれば済むだけの問題ではないことを承知しているのは明らかです。 そこで、赤岩橋のかけかえの話をさせてもらいましたが、県は代がえルートを考えるのでという回答がありました。その後行動がありません。町は、その件について協議をしているのか伺います。 そして、その中から、大牧地区が水害からの外圧は防げたとしても、行きどまりのために避難する場所がありません。そうしますと、鉄道の線路を歩いて町に出てくるかしかないのであります。 これを考えたときに、大牧と赤岩に関しては町道大牧赤岩線が現存されています。これは昔の昭和橋、つり橋ですね、これが現道として残っています。町道認定されているわけでありますからその辺を有効活用し、はたまた観光の目玉にもなるのではないかなというところから、考えてみてはどうかということを提案させてもらいました。 もう1点は、今まだ国が用地未了のために管理しています。管理期間が長くなっている以上、これをチャンスと捉えて国と協議すべきではないかなと。 そうしますと、その場所については施工承諾で今、大牧地区は道路として使っています。この場所は今の大牧の墓地であります。ここを利用してやるべきというふうに私は考えるから、大牧と赤岩の橋のところに橋をかけて、そして大牧地域の皆さんが水害があったとしても、今の新しくできましたバイパスに通してできるのではないかということから、夢を語って申しわけありませんが、今をチャンスと考え、ちょっと検討してはいかがかということで質問させてもらいました。 次に、福祉施策で元気なまちづくりをということであります。 子育て支援と高齢者福祉政策については、同じ目線で考えてみませんか。今、少子化のとき、地域の協力なくして子育ては難しいと私は思っています。キャリア教育で掲げたビジョンを進めるため、横断的な組織を構築すべきと考えるからであります。 町の意向をお聞きします。 また、地域には歴史、文化、自然など、数え切れないものがあります。我が町は生かし切れていない素材が多くある町だというふうに私は感じています。そんな点から、町のよさをアピールするため、町のホームページに掲載したりしてはどうかということで伺います。 そんな中で、子育て支援の充実で元気なまちづくりをしませんかということで2点、お聞きします。 保育料の無料化促進。今、3人目からは町は無料化にしています。1子、2子、3人目を産むというのは、子育ての少子化の対策としては重要な施策かというふうには思いますが、やはり2人目を産むのも今、大変な状況だというふうに保護者の皆さんからはお聞きしています。町として、保育料の2人目からの無料化について、考えがあるかどうか伺いたいと思います。 もう1点は、外部からの入学者に対する通学費補助だとか、下宿費補助などを考えてはいかがかということでお伺いさせてもらいます。 次に、高齢者支援の充実であります。 これも、先般一般質問で湯ったりカードの復活はできないのかということでお聞きしたところ、検討はするという返事でありましたが、その後の行動が見受けられません。 そこで、逆に私のほうから、入浴券補助ということで、本来1回使ったら1回の無料券を配布してはどうかというふうに私は考えましたが、これはちょっと難しいなということで、具体的に2回使ったら1回はただで入れるような無料券を補助してはいかがかということで、高齢者のための施策を考えてはいかがかということでお聞きします。 次に、福祉バスの交通体系の見直しであります。 今、空運行が、空というのは人が乗っていない、乗車していない運行が多く見受けられます。もう少し利用者との協議を重ねて、1人や2人のためではなくて、その地域全体で行動できる、バスの中でもコミュニケーションがとれ、買い物をするツアーだとかそういう方向に持っていく交通体系の見直しをしてはどうかということでお聞きします。 最後に、これは福祉施策で元気なまちづくりの一環の中で、高校の存続は重要課題というふうに私は思っています。 その中で、平成29年度、来年です、阿賀黎明高校へ入学を希望している生徒はどれくらいいるのかということで、町の教育環境整備でも、県教育委員会と連携しなくても町教育委員会が単独で行動できるものがあるのかどうか伺います。 最後に、少子化、高齢化の社会の中で、教育環境整備は避けられないときです。保護者への説明は手順を踏まえ、同意を得ながら進めるという基本的な考えが必要と思いますので、今の状況をどう理解されているのか、最後に伺います。 以上です。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。     〔町長 神田敏郎君登壇〕 ◎町長(神田敏郎君) それでは、斎藤議員さんにお答えしてまいりますけれども、端的に言うと短くなるので、少し理屈をつけてまいりますので。 私も、輪中堤防というのはだめだと思って、もともとから反対していたんです。ただ、今の計画の中ではそういうことにはなっていないようでありますので、これからも実際に執行される段階で、また協議していく必要があるのだろうなと思っております。 河川管理については私から申し上げるまでもないだろうと思いますし、内水対策についてはもう重要課題ですので、やっぱり国交省に排水ポンプを要請していくという県の答弁もありますけれども、我々もこれは、ここばかりじゃなくて、阿賀野川流域についてはみんな必要なわけでありますから、しかしながらこれは40基もあるわけですので、その辺の配慮も考えながらやってもらわないとなかなか難しいだろうと思いますし、町独自でもいろんな対応をしてきて、今までの経験上はやってきているわけですから、そういうことも踏まえながら取り組んでいかなければ、なかなか難しいのかなというふうに思っております。 それから、いろいろおっしゃいましたけれども、肝心な部分だけで申し上げますと、赤岩橋の代替ルートは、私のほうが先に言っていたんじゃないかと思うんですね、それじゃない、架橋について。ルートについては23年の水害による赤岩橋の浸水で孤立したことは承知しているわけでありますが、県道橋の浸水による代替ルートということで、町道西赤岩線が路線でありますけれども、これについては田畑を通る路線。現在、集落付近あるいは農作業に利用されてはいるけれども、もっとも整備されていないから通らないといえばそれまででしょうけれども、町道としての整備した経緯がないというのが現実ですよね。 全線舗装されておりませんし、このことから乗用車での通行が難しいという路線でもあり、幅員も3メートルということで、豪雨等の災害時においての迂回路としてはかなり厳しい状況だということは、今おっしゃったとおりであろうと思います。 災害時における県道の迂回路として使用することについて、県と協議を行っているかということでありますが、町道として認定されていることは説明しておりますが、ほとんど使用されていないということから、具体的な取り組みになっていないというのが正直なところだろうと思っております。 町としては、一般的な整備も現在計画はありませんけれども、県より迂回路の路線として協議を求められれば当然応じなきゃならんわけですから、その辺は今ご質問いただいたようなことをトータル的に考えた中で、これも含めてやっていく必要があるんだろうと思っております。 それから、大牧赤岩線の架橋、これは前から、私のほうが先に言っていたんじゃないかと思うんですが、観光にも利用できる、橋一本で相当の人間を集める観光客を集めている箇所が今、九州でもあるいは何カ所かであるわけです。行きどまりの橋であっても、その高さによって大勢の観光客が来るというような、そういう箇所まであるわけですから。 これは、本来であれば、橋が落ちたときに今であれば多分災害でとれたのではないかと、私もこんな今言ってもしようがない話ですが、この辺のところは経緯について、昭和電工が採掘場に従業員が渡る橋として建設されたというようなことは知っているわけでありますけれども、これは今ご提案あったようなことで、揚川改良のバイパスが開通したことによって、大牧地区が行きどまりになって、これの解消というのは本当に大事なことだろうと。 しかし、県はこっちを向いていない、国道もこっちを向いていないというのが現実ではないかと思いますし、要望していくについては、古い話ですけれども、谷沢大橋をかけるときには谷沢の区長さんを初め、役員と一緒になって相当県の当時の土木部に要望活動を実施して、かなりの時間を要したけれども、立派にあれが完成したということは、それがやっぱり功を奏したのだろうと思いますので、そういう手だてを、もちろん県に要望する、それから国道の関係についてあわせて、国も一緒になってやってもらうというようなことも必要かとは思いますが、そういうことによって、実現させていくには少し時間はかかるでしょうけれども、谷沢大橋についてもかなりの時間を要したわけで、あのところにあれだけの橋がかかるかなんていうことは、当時としては大変厳しかったわけですけれども、それが実現したわけでありますので、投資的効果とかいろいろ言われるでしょうけれども、しかし理屈としては非常に説明しやすい箇所だと私も思っておりますので、やっぱりそういう対応をやっていく必要があるのではないかなというふうに思っておりますので。 これは、今、我々のほうでも県道整備に係る会議、協議会も県当局あるいは県議も入れてやっているわけでありますから、その点については斎藤議員さんも承知されているでしょうけれども、こういうところを基盤にしながら、地元も巻き込んでやっていくことで、少し時間はかかっても、実現に向けて不可能なことではないだろうと思いますので。 新年度あたりから、そういった方向を模索してはどうかなと思いますので、その際はぜひひとつ、議会の皆さんからもご協力いただかなければならないでしょうし、当然地元の議員である斎藤議員さんも先頭に立ってやってもらわないと、なかなか実現には大変だろうなと思いますけれども、私は今がいいチャンスではないかなとも思える部分もあります。 そういうことで、これの実現方については今後の対応ということでやらせてもらい、一緒にともにやっていく方向を模索したいと思っております。なるべく早くからこれに立ち上げていきませんと、だんだん厳しくなっていくでしょうから。 また、国は、先ほどお話のように、用地管理の関係でも国との協議もあるわけですから、国を巻き込むということではないかなと思っておりますので、そういう方向でひとつ取り組みたいと思います。それから、これはぜひひとつ、地元の熱意です、両方ですね、こういうものを入れながらやらないと、と思っています。 それから、保育料の無料化。これはもともと第3子の無料化、そしてまた軽減ということについてはことしになってから始まったことでありますから、これはもう少しやっぱり前進させないと、と思っております。2子、3子を無料化にしているところさえあるわけですから、もう少し皆さんがこういう対応をしてくれるようなことはひとつ必要なのかなと思っておりますし、今、第2子で所得制限を設けないというのは阿賀町とほか村上、聖籠、関川といったかなり少数派です。少数派ではあっても皆さん、聖籠は財政的に裕福ですから当然でしょう。関川とか村上なんかもやっぱり厳しいわけですから、そういうことでこれが設けられているということでありますので、できるだけこういったことが少子化対策の最たるものではないかと。 これが、県当局でもそういう方向で進めてはいるんですが、なかなかこれが前進しない。私も少子化対策委員の一員ではあるわけですけれども、なかなか前進しない、データばかり示されて。そういう状況にありますので、これはぜひひとつ前向きで取り組んでいきたい。前向きという言葉はなかなか実現しないということになるんですけれども。みんな解説するとそういうことでありますが。 そういうことでやっぱり対応すると一旦口に出すことは、そういう覚悟があるということでご理解をいただきたいと、こんなふうに思っております。 また、教育関係については教育長から改めて答弁させていただきますが、入浴券補助については、確かに今始まったばかりだと。前の議会では、始まったばかりで朝令暮改的なことではちょっとどうかと思うし、先々のことも対応していかなければならんだろうということでありますから、ご提案の2回の有料利用で1回の無料券というのがいいのか、それから年齢的にどこまで対応するのか。 これは、検討してくれということでは話をしているんですが、なかなか上がってこないというのが現実でございますので、この辺のところは、非常に望まれていることです、各地域からですね。全員ではありませんけれども、何とかもう少し利用しやすい体制というか、無料とは言わないけれどもという方もおられますし、そういったことを踏まえながら、できるだけ早くというか年度内に固めて、新年度から活用できるようなことで対応できればと思って、そういうことでの準備をしてみたいと思っております。非常に、今その辺はいろいろ言われておりまして。 それから福祉バス、これは行政報告の中でも申し上げましたように利用が非常に、1年間試行するわけですが、そういう中で方向性が見出されるというのは、これは高速バスの話ですが、今のいわゆるコミュニティバスですね。これの、おっしゃるとおりで空で、交通のバスと一緒になって空のバスが2台走っているというような状況も見受けられるわけであります。 なかなかこれは思い切って、じゃこうしようかというところまでいっていないというのが現実でありますが、民間の受託会社といいますか大手の受託会社から言わせると、いや、もう少し合理的なことはできるのではないかということがありますので、私はもう少し今の路線バスというか、コミュニティバスの路線ですね、コミュニティバスの路線は考え直す必要があるだろうというふうに思っておりますが、いわゆる新潟交通の路線というのはなかなか、我々が見直すわけにはいきませんので、この辺のところの兼ね合いをもっと効率的、それから経済的にも我々の財政的にも寄与できるような見方をしていかないと、今おっしゃるような二重、三重というか、大変無駄なバスを走らせている部分があるなというふうには思っておりますので、その辺のところは、我々のほうでも対応していろいろ協議しながらつくってはいるんですが、なかなかこれに答えが出ていないというのが現状でありますので、今ご指摘いただいたようなことで、もう少し効率的な、そしてしかも財政的にも余り困難でない、そういうルートというものを再構築する必要があるだろうということは、再三話はしているんですけれどもまだ結論に至っておりませんし、具体的なところまではいっておりません。 国の地域公共交通調査等事業の補助制度も受けながら、場合によってはこういう福祉バス、あるいは高速バス、こういう全体を一体的な形態づくりで、持続を目的とした法定協議会を設置して計画策定を進めていく。これも一つの方向性でありますので、交通事業者や利用者との協議の上で、まちづくりと連携した持続可能な公共交通ネットワークとして取り組んでいく必要は、もう本当に迫られているというふうに思っておりますし、言っていいかどうかはあれなんですが、新潟交通のバスにつきましてもマンネリ化して、マンネリ化というか、行き詰まった感じで私のほうも思っておりますので、その辺は今申し上げたような法定協議会を設置した上で、交通事業者、利用者との協議の上での取り組みということになるのではないかなと、こんなふうに思っておりますのでそういう方向を、本当にスピーディーに取り組んでいかないと、と思っているところであります。 町のよさをアピールする町ホームページ。結構、町ホームページのアクセス状況は、27年度中は20万9,700余りのアクセスがあって、28年度11月末までに12万1,000余りのアクセスがある。月ごとの比較では、対前年比では89%から97%で推移している。 町のよさをPRする情報の出し方、ホームページのあり方については、利用者ニーズもあるでしょうから、こういうことからなかなか脱却できていないというところもあり、そして的確な町のよさをアピールしているかということについては、私も常々そういうことで、もう少し改善をということで督励しているんですけれども、それなりに改まっている部分もあると思うんですが、町の状況がこういう状況だから、これを活用して大きな入り込みになるということにつながっていないのかどうかという点もございますけれども、いずれにいたしましても、アピール度はご指摘いただいたとおりではないかと思いますので、その辺はもう少し実態に即したというか、先を見通した、あるいはもっと我が町、この間も会津街道を考える会であれだけの人が、むしろ町外からの方の参加が多かったわけですが、ああいう形だけでもだめなんです。 つまり、みんな歴史的に見る方とかそういった方の集まりが非常に多かったというふうに私は感じ取っておるんですが、もっと町なかを歩くとか、阿賀町の物品を、そういったものにも関心を持ってもらう、あるいは農産物を初めとする産物に関心を持ってもらうといったようなことを含めて、阿賀町のよさをアピールできるホームページにしていかなければと常々思っておりますので、ご指摘をいただくたびごとにそう申し上げて、またそれなりに少しは改善しているんですが、なかなか応えられていないというのが実態ではないかなと、私自身もそう思っているんですが。 何とか、もう少しこの実態をアピールできるような、そういうホームページをつくれるようなことにしてまいりたいというふうに思っているところであります。 少し飛び飛びでお話しさせていただきましたが、教育の観点では今取り組まれていることはもちろんですが、提案のあったいわゆるこっちに来られる方の寄宿舎といいますか、寄宿代用の支援とかそういったものは、いよいよ公営塾もでき、少しずつ阿賀黎明高校存続に向けたかかわりというか、そういうことにも取り組んできているわけでありますから、こういったものにつながるような施策については、今ご指摘いただいたようなことも含めて、財政的なものも加味しながら可能な限り実現させていく。 そして、それが少子化対策にもつながり、あるいは他市町村からもここに移住できると。あるいは阿賀黎明高校の存続にもこれが、ひいては寄与していくというようなことになってくれればということでは、いろんなサイドから検討していく必要はあるというふうに認識しておりますので。 具体的な取り組みを--認識しただけではだめですので、具体的に取り組みをしていかなければというふうに思っておるのが今現在でありますので、新年度に向けてどこまでやれるか、そういったことも含めて取り組みをしていく必要があるだろうというふうに思っておりますので、ぜひその辺のところもご理解をいただきたいと、かように思うところでございます。 以上、私からの答弁とさせていただきます。 ○議長(猪俣誠一君) それでは、清野教育長。     〔教育長 清野一男君登壇〕 ◎教育長(清野一男君) それでは、斎藤議員から教育委員会関係で4つのご質問をいただいたと認識しております。回答させていただきます。 1つ目、キャリア教育で掲げたビジョンを進めるため、横断的な組織を構築すべきと考えるが、町としての考えがあるかについてお答えします。 町教育委員会では、阿賀町教育の大綱で示していますように、地域とともにある学校づくりの中で取り組もうと考えております。 この取り組みは2つで、コミュニティースクールの推進、具体的には学校評議員制度、学校支援地域本部との調整をしながら、それから学校の実態に応じた推進をというふうに考えています。 2つ目のキャリア教育の推進では、地域住民の力をかりて、地域の実態に合わせて、学校の実態に合わせて、塾と調整しながらというふうに考えています。 これらの取り組みにつきましては、学校再編の見通しが立った後に取り組む予定にしておりましたが、ご承知のとおり現在保護者並びに関係者等から理解と協力が得られるように、再度説明会を開催しているところであり、再編のめどがいまだ決定していない状況となっておりますので、現時点においてはこの取り組みに動き出せないでいるのが現状であります。 よって、地域とともにある学校づくりのビジョンや、それを進める組織の構築についてもまだ検討されていないというのが現実であります。 そのような状況ですが、次のような取り組みを継続的に実施しております。 学校支援地域本部事業は、社会教育課が中心になって、下越教育事務所の支援を受けながら進めています。11月24日に研修会を行い、社会教育課と各学校との取り組みについても理解を深め合ったところであり、この流れの一環として、郡教頭会では人材リストの作成を進めております。また、28、29年度はこの事業に町内全小・中学校が参加となります。 キャリア教育については、教育委員会と鹿瀬支所が協力して、ユキツバキそれから新潟水俣病の光と影、草倉・持倉銅山などについても各種団体の支援をいただきながら、一部の学校では取り組みを実施しているところもあります。また、実施に向けた準備もしております。 黎明学舎で高校生の進路先等を中心にしたキャリア教育を進めております。今後は大学と連携する活動にも取り組もうと考えています。 議員おっしゃるとおり、当町には歴史、文化、自然など魅力あるものがたくさんあります。既に各学校の総合的な学習活動やキャリア教育では、活用されているものが数多くあります。 この間、日報のほうで紹介してくださいましたが、日出谷小学校のクリスマストレイン、それから西川小学校での新潟市での米の販売など、いろいろ取り組んでいるところであります。 これから、新たに開拓していかなければならない内容もありますので、学校再編問題にめどがついたら、本格的にキャリア教育に取り組んでまいりたいと考えております。 2つ目は、阿賀黎明高校の存続に向けて、町教育委員会は独自でどのように取り組んできたのかについてお答えします。 これまで、次のように取り組んでまいりました。 初めに、ことし4月開催の春の各地域区長会議で、阿賀黎明高校の魅力化事業について説明をさせていただきました。そして、広報あがに、阿賀黎明高校存続の記事を2回掲載しました。5月号には「町民の力を結集して阿賀黎明高校の存続を」、6月号「阿賀黎明高校の存続は、地域の将来にかかわる問題です」と、町民全体に向けて阿賀黎明高校存続の重要性を呼びかけてきました。 次に、町立小・中学校再編会議保護者説明会でも、阿賀黎明高校の存続が重要であることを呼びかけました。特に阿賀黎明高校が、教育委員会が考える阿賀町教育の大綱で示す15年教育の出口としてとても重要であること、キャリア教育を推進し、地域の人材を育成するのに欠かせないものであることを訴えてきました。 それから、本年度より阿賀黎明高校魅力化事業に取り組んでいるところであり、県教育委員会等から協力をいただき、5月から準備を始め、9月には公営塾、黎明学舎を開設しました。講師3名、地域おこし協力隊を配置し、現在22名ほどの塾生を相手に、学習活動への支援等に取り組んでおり、少しずつではありますが着実に成果も上がってきていると聞いております。 今年度は9月からのスタートで準備不足な点もありましたが、来年度に向けて万全な準備態勢を構築し、さらに充実した公営塾となるよう、鋭意努力してまいりたいと思っております。 3つ目に、平成29年度阿賀黎明高校入学者をどう予想しているのかについてお答えします。 平成29年度阿賀黎明高校の入学者数については、各中学校が今、三者面談等を実施しながら進学先を決めようとしている時期であり、数値的な状況はわかりかねます。これから2月上旬から中旬にかけて出願が行われ、2月下旬に入試の出願状況が県教育委員会から発表されますので、その推移を見守りたいと考えております。 9月上旬に、阿賀黎明高校では体験入学を行いました。これに参加した生徒数は40人を少し超えていたということでした。ただ、体験入学に来たから入学を希望するという結果には必ずしもならないようです。また、11月から12月にかけて、阿賀黎明高校は町内2つの中学校の3年生を対象にして取り組みを続けております。一般募集定員40人に少しでも近づき、それを超えてくれることを願っています。 先ほど説明しました町教育委員会の取り組み、ようやく動き出した阿賀黎明高校魅力化事業が、中学校や高校での対応などで少しの改善の兆しは見られると思います。中学3年生の生徒や保護者の皆さんに、その訴えが十分に届いていることを切に願っております。 基本的には、高校の選択は生徒と保護者にあり、その点は十分に配慮をしなければならないと思っております。なかなか難しい問題ですので、ぜひ町民の代表であります議員各位並びに全町民の皆さんからもご支援、ご協力をいただけますようよろしくお願い申し上げます。 4つ目、少子化における教育環境整備についての保護者への説明を、どういう手順を踏まえ、同意を得ながら進めていくつもりかについてお答えします。 町教育委員会では、再編会議において、各学校、各地区の代表から意見をお聞きし、町内小・中学校の再編についての方向を決めようと考えました。また、再編会議で決まったことも、再編委員を通して伝えていただこうと取り組んできましたが、この周知方法では十分に機能していないことがわかりました。 この不足分を、去る11月14、15日に開催されました町議会第2回地域と語る会から補っていただきました。ありがとうございました。 説明等が不十分だった地区、説明を再度希望する地区については、各地区の代表と連絡をとり、改めて説明に行くことにしております。具体的には12月13日、きょうですが、日出谷小学校のほうに出かけまして保護者の皆さんと、それから12月20日には上川地区の皆さんと説明会を行う予定でおります。 今回の反省を生かしまして、今後開催予定の統合会議においては、保護者との意見交換の場の中で忌憚のない意見を出していただくとともに、常に情報の共有化を図り、保護者等からの理解を得ながら慎重に統合を進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。 少子化と教育環境整備ということで2つのことが重なっているので、今お答えしない部分があったかと思いますが、それはまた追加質問でご指摘いただければと思いますが、よろしくお願いします。 ○議長(猪俣誠一君) 8番、斎藤秀雄君。 ◆8番(斎藤秀雄君) 私の質問が多岐にわたっていたので申しわけありませんが、まず1点目の大牧赤岩に橋をということは、町長も先ほど言いましたけれども今がチャンスなんですよね。要するに、国から県に移管ができない状況にいるんですよ。 これをつかんで、逆に橋をかけて、そうすればもう文句なしにこっちに回すんじゃないかというような国との協議の場ができるチャンスですから、それを生かして町長は検討したいという答弁だというふうに理解してよろしいでしょうか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) まだ国道が町に移管されていないわけですし、いろいろなものを含んでいるわけですから、用地の関係もあるでしょう。こういうことと、それから国と町との関係というのも、もっとやっぱり理解度を深めてもらってということになりますと、やっぱり県と、その辺が非常に微妙ですけれども、県を先頭にしながら我々も一緒になって国との折衝に当たっていこうと。 と同時に、先ほども申し上げましたように、地元の声も一緒になってやっていかないと、ということでは、後ほどこれまた担当課にも指示しますので、その辺の協議をしながら取り組みを強力にやっていかないと実現できないのかなと思っていますので、その辺ご理解いただきたいと思います。 ○議長(猪俣誠一君) 8番、斎藤秀雄君。 ◆8番(斎藤秀雄君) その中で、輪中堤防に関しては町長も先ほど、意見書を添付する立場になると思うんです。ですから、その辺の中で県に河川整備の計画の最終認可がおりてきた状況の中においても内水対策、先ほども内水の排水ポンプ、県は国に要望すればすぐ来るという。そんな簡単にいかないですよ。 特に、先般の谷沢のときもそうだったんですけれども、たまたま下のほうで管理されている業者さんが、たまたまその地域が水害、内水の心配がないから来られたのであって、そこがあるとそっちが最優先されて、要するに費用対効果で人口の少ないところには来なくなっちゃう、被害のないところには来なくなるという可能性があるので。 やはり、町としては消防団の消防ポンプを利用してはいるんですけれども、やはり高機能ではないというところがあるので、その辺の対策をひとつ検討、消防団とあわせて協議願えればと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) これは何年に1回のことではありますけれども、排水ポンプ、相当の金額でありますからね。40カ所もあると、暗渠、樋門については40カ所もあるわけですから。 おっしゃるとおり、これは一度に全部必要だというところではないわけですし、この間のたまたま阿賀野川でほかのいわば五泉、あの至近の距離の皆さんのほうがなかったということで、常に河川事務所との連携を密にしておりますので、できればそういう中で、国あるいは県にこうした実情というのを訴えて善処してもらうというか、配置を、特に阿賀野川は県管理なわけですし、そういうことからすれば、それでも国、河川事務所が優先的にこの間もしてくれたわけですからそこらも含めながら、もう本当にこれは堤防が完成しますと、いつどういうふうなことになるかわかりませんので、その辺はきちっと訴えていく必要があるなと。 県との連携で、逆に国との連携で県ということになるんですけれども、それを今のこの時期でないとなかなかできないというのは先ほど申し上げたところでありますので、今すぐ決まるものではないでしょうけれども、これを強力に、ひとつ知恵を出してもらおうと。私らも知恵を出してやるということで、取り組みを進めていきたいと思います。 これから来年の出水期に向けて、とにかく万全を期していかなければと思っているところでございます。 ○議長(猪俣誠一君) 8番、斎藤秀雄君。 ◆8番(斎藤秀雄君) もう1点、町道の代がえルートですね、赤岩橋の完成したときの。 これは、前も建設課長にもお話しさせてもらったり、関所長さんが来られたときにも話をさせてもらったんですけれども、前任者から引き継ぎがなかったというのが関所長の回答だったということで、ちょっと私としては、自分が聞いたものですから、引き継いでいないというのをちょっとおかしいなというふうには思ったんですけれども、これに関しては町道といえども、県道の代がえとして県が対応しますという回答を当時もらったので、やはり地域の区長さんもそうなんですが、そういうふうに回答いただいたというところだけは県に申し入れて、きちっと、そこは舗装になっていないのは農道ですから、農道と町道と併用な道路なものですから、舗装がかかっていないんです。だから、それはわかるんですけれども、万が一あったときには対応するようにということで約束事なので、これだけはちょっと対応、よろしくお願いしたいんですが、いかがでしょうか。     〔何事か言う人あり〕 ◆8番(斎藤秀雄君) そうです、はい。     〔何事か言う人あり〕 ◆8番(斎藤秀雄君) ないそうです。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 今、言われたとおりで、確認したところやっぱりそのようですから、この状況をひとつ見ていただいてですね。 ◆8番(斎藤秀雄君) 確認しているので、はい。 ◎町長(神田敏郎君) やりましょう。 ◆8番(斎藤秀雄君) よろしくお願いします。 ○議長(猪俣誠一君) 8番、斎藤秀雄君。 ◆8番(斎藤秀雄君) 次に、保育料無料化。 これ、町長、2人目は頑張ってください。というのは、去年の子供の出生した数を見ても40人前後なんですよ。ことしも何かそんな傾向なので、ちょっと去年よりふえるのかなという気はしているんですけれども、やはりほかの町村がそこまである程度踏み込んできているんですよね。 町長、さっき言ったように財政的な問題からいくと、聖籠なんかは文句なしで何でも十分にできるからいいんでしょうけれども、うちの場合はそういうわけにいかないので、財政的な問題もあろうかと思いますが、やはりそういう支援をしていかないと、2人目、3人目というのは出生の数が、それこそ小・中学校の統廃合の問題ではありませんけれども、なかなか厳しい状況になっていくことから、その辺ちょっとインパクトを与えるようなことで検討願えればと思いますが、いかがですか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 3人目の無料化とか、割合と早いほうに取り組んだわけですから、本当に効果的に、無料にすればじゃそれが満たされるかというと、なかなかそうでもないんですよね。ですから、そのほかに今いう教育の環境とか、これは将来的なものもあるでしょうけれども、そういうものもあわせて取り組んでいかないと、と思います。 思いますが、緊急的にはそういう措置をとるというか、2子あるいは1子の半額とかそういうようなことで、皆さんが応えてくれるかどうかというのは疑義ありますけれども、早急に手だては、いわゆる人口減対策の今一番の問題ですから、出生率を上げていくということは。 そういうことでは、ところが県の人口対策委員会でもそういう話にはなかなかならないで、私も1人でいろいろ言っているだけの話なんですが、とにかく応えられるように努力します。 ○議長(猪俣誠一君) 8番、斎藤秀雄君。 ◆8番(斎藤秀雄君) それでは、子育て支援と高齢者の関係に関しては、先ほど町長から次年度に向かってちょっと検討したいということでありますので、期待をしたいというふうに思います。 そこで、黎明高校の問題で教育長にお聞きしますが、私が聞いている範囲だと、40名前後の体験入学といいますか、行って、そしてそこから外れてといいますか、第1志望はそこではないけれども行くと。体験入学は行ってみたんだけれども、最終的にはほかの高校を受けるんだけれども、それでも35名前後が黎明高校を受けたいというふうな話があるそうです。 そうしますと、1次募集で40名の枠が埋まってしまうと2次募集がなくて、ほかの高校に受験はするんだけれども、そこが万が一あったときに、今までだと黎明高校が2次募集されていて、地元ですから地元の高校に行けたんだけれども、それがなくなる可能性もちょっと考えられるということで、今、子供の中で、保護者の中ですごいジレンマがあるそうです。 その辺の状況を、やはり高校存続に向けた今、それこそ逆に大勢受けてもらうことによって、入学してもらうことによって、黎明高校の復活といいますか、魅力化がもっと図れるのではないかなというところで、教育委員会としてはどんなような考えを持っていますか。 ○議長(猪俣誠一君) 清野教育長。 ◎教育長(清野一男君) 基本的には、黎明高校の定員については、阿賀町教育委員会、どう考えるかと言われても、私が直接お答えするわけにはいかないと思うんですが、斎藤議員さんが把握している35という数字は大変、そう願っているところでありますが、実際にはふたをあけてみないと何ともわからないところということで、私からちょっと言及はできないんですけれども、一般的に、私は校長先生と話をしているのは、定員は40だけれども、大体校長の判断で1割くらいはふやすことができるんだというような話は、一般論でしているときに聞いたことがあります。どのような子供が受けて、高校がどのような選抜基準で生徒を選んでいくのか、ちょっと私はそこは口を出せないところでありますし、わからないところです。 ただ、議員がおっしゃるように、できるだけ多くの子供たちが阿賀黎明高校に入学してくれることを、多分高校側も願っているんじゃないかなというふうに思っていますし、そのようになることを期待しております。 ○議長(猪俣誠一君) 8番、斎藤秀雄君。 ◆8番(斎藤秀雄君) 教育長には、滝澤校長先生と連携を密にして、子供たちが希望した高校に、例えば黎明高校に子供がふえるような枠組みを、2クラスなんですよね。ですから、何とか中学校から持ち上がりの教室ばかりではなくて、そういうような定員80という人数ですから、そういうようなことができるような体制を支援していただければと思います。 それで、私ども総務文教常任委員会ばかりではなくて全議員で先般研修したときに、西会津高校の就学、進学がかなうようにということで、西会津町ではいろんな取り組みをしているんです。こういうのをやはり町も手に入れて、どう対応したら高校の魅力が図れて、県立高校の将来構想の中に、町が黎明学舎を設置してまでも高校の存続を動こうとしているわけですから、きちっとその情報提供をしていただければというふうに思っています。 私どもも議会として知り得る情報は全て出してきているはずなので、教育委員会それから行政当局も、議会と両輪になって町民のための魅力ある高校づくり、そして魅力あるまちづくりを進めていただければなということで今回の質問をさせてもらいましたので。 何せ、交通体系もあわせ町の魅力が、高校もそうなんですが、ホームページが寂しいんですよ、阿賀町のホームページ、全部見ると。そこらをやはり、アクセスされるのは我々議会の行動だとかいろんなところでの行動しか。それから入札制度の案件のアクセスが多いというふうに私は思っています。 ただ、町のアピールをもう少し魅力ある、ほかの町村にいくとホームページの出だしが違うんです。もう初めからインパクトのあるような形があるので、ホームページ等での高校の魅力化も含めて情報、テレビ電話だけでは情報が不足しているというふうに私は思っています。ほかにアピールしないと阿賀町の存続は厳しいというふうに思っていますので、その点、強力に情報公開と、それから情報の伝達を共有していくような方向で私どももやりますので、町長、教育長ともに対応していただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(猪俣誠一君) 端的にお願いいたします。 ◎町長(神田敏郎君) 端的に。おっしゃるとおりなんです、先ほども申し上げたように、もう少し効率的なもの、アクセスしたからといって、それが効果あるものでなければならんわけですから、そのようにひとつ頑張ります。よろしくお願いします。 ◆8番(斎藤秀雄君) 終わります。 ○議長(猪俣誠一君) 以上で8番、斎藤秀雄君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △五十嵐隆朗君 ○議長(猪俣誠一君) 次に、10番、五十嵐隆朗君。     〔10番 五十嵐隆朗君登壇〕 ◆10番(五十嵐隆朗君) 10番、五十嵐であります。 先ほどの行政報告にもありました、介護保険新総合事業でサービスの低下が起きないかを含め、現実的な問題で、我々が聞かれてもそれはわからないというわけにはいかないものですから、少しお伺いをしたいと思います。 平成29年度阿賀町介護予防・日常生活支援総合事業、新しい総合事業について、11月14日に担当課長に説明を受けたところであります。 今後、高齢化が進み、団塊の世代が75歳以上となって後期高齢者が多数となります。今、まさにピークを迎えようとしております。県内一の高齢化が進み、単身、老夫婦世帯が急増している阿賀町はどうするのか。高齢者の生活を守るためにはどのような施設やシステムが必要なのか。町みずから高齢者の生活実態をつかみ、考えなければならない、その一つとして改定介護保険であろうと考えております。 そこで、利用者の生活を守るため、説明いただいた介護保険新総合事業、平成29年4月1日実施予定ですが、このときにサービス低下などをもたらさないよう、何点かお伺いするものであります。 1つに、町から提供いただきました資料の中で、基本的な考え方において、町はサービス内容を財政的にもメリットがあるように構築とありますが、財源は確保されているのか。 2つ目に、サービスAに多様なサービスとして無資格者サービスとあり、専門性と質を低下させることにならないか。報酬額、事業支給額が現行より、これを見ると低くなっている。既存業者の経営悪化を引き起こすのではないか。マスコミでは、この事業からの縮小や撤退をする業者も現実には出ていると報じられている。阿賀町は心配ないのですか。 この際ですからお伺いしますが、現在町の各施設において、小規模多機能あるいはヘルパー等々のサービス事業所の経営状況は、今現在把握しておられましたらお伺いしたいと思います。 3つ目に、ヘルパーデイサービスはどうなるのか。説明によれば、無資格者、住民主体のサービス、いわゆるボランティアなどによるサービスと理解していいのか。これについても内容をどうするかは町で決めるのか。新総合事業について説明を受けたが、軽度の人のサービスが縮小されるのではないか。介護保険利用者の半数ぐらいの人が、サービスしにくくなるのか。認知症の人が放置されたり、家族介護の負担で離職したりしないようなまちづくりをお願いしたく、お伺いするものであります。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。     〔町長 神田敏郎君登壇〕 ◎町長(神田敏郎君) それでは、五十嵐議員さんにお答えしてまいりますが、基本的にはこの改正があって、負担が多くなったり介護がなおざりにされたりということはないと、そういうことのないように努めるということは、まず冒頭申し上げておきたいと思っております。 総合事業につきましては、ご案内のように、国としてはふえ続ける介護事業費の抑制ということが大きな目的なわけでありますから、考えられることはやっぱりこういうしわ寄せが来るのではないかということは当然なことでありますので、それに対応するべく、これまでもやってきているわけでありますから、そういうことで我々のほうも対応していきたいと。 要支援者の通所及び訪問サービスを市町村事業に移行することを柱にされているわけですからなおさらのことでありますが、町としてはサービス低下とならないよう、むしろ選択肢を広げて利用者、地域、または財政面のメリットも考えながら構築をして対応していこうということにしております。 基本的な部分は、行政報告でも申し上げておりますけれども、要支援者の通所サービス及び訪問サービスにつきましては、3本立てであります。 1つは、サービス内容も介護報酬単価も現行同様のサービスであります。 それから、2つ目は現行の基準を一部緩和したサービスでございます。具体的にはデイサービスにあっては、入浴がないサービス。また、看護職員や機能訓練指導員の配置要件の緩和などでございます。訪問にあっては、生活援助サービスに限っては、介護資格を有しない職員であっても町が指定する研修を修了すればできるということであります。 3つ目は、住民主体のサービスでございます。 週1回程度のミニデイサービス、地域のサロンを発展させた介護予防につながる体操、それから趣味活動など、住民の集う場または安否確認、ごみ出し、食器洗いなどの生活援助。この3つが基本的な部分であります。 これによりまして、現状のサービスを希望する人は、全く同様の内容、金額で継続することができるということでございまして、サービスの低下につながることではありません。 また、基準の緩和によって選択肢がふえますので、例えばデイサービスで風呂に入りたくないという人は入浴なしを選ぶことができ、金額的にも安価なものとなって、利用者にとってはメリットになります。 住民自体のサービスにあっては、地域のサロンの運営が資金面で苦労している地区もありますので、この事業を取り入れることで運営経費の確保が図られ、地域の中で地域の皆さんによる介護予防、助け合いによる地域づくりにもつながるという仕組みになってございます。 事業者の立場では、現行相当のサービスは内容、介護報酬ともに現行どおりで影響はありません。基準を一部緩和したサービスは、介護報酬が70から80%に下がりますが、その分配置基準や内容を柔軟に運営することができます。 パチンコやマージャン、トランプなどのゲームを提供し、利用者が楽しみながらリハビリ効果を上げている様子がテレビ放映され、全国的にはそうした施設がふえているようでありますけれども、また先日は卓球だけを提供しているデイサービスセンターが取り上げられ、手足を使うことで機能回復に効果を上げ、地域の交流の場になっているとの報道もありました。町内の介護事業者も柔軟な発想で、創意工夫した事業展開が可能となりますので、効果的な事業を積極的に取り組んでいただきたいと期待をしているところでございます。 具体的な質問内容になってきますけれども、最初の財政面でありますけれども、国は市町村が円滑に事業実施できる事業費を確保するという方針を示して、事業費の上限枠は、前年度の実績額に75歳以上人口の3カ年平均の増減率を乗じた額が基本となります。 事業開始年度は、特例として前年度実績額の1.1倍が上限となって、平成29年度には約1億600万円と試算しております。この額は、サービス利用見込み額に比べ1,200万円の余裕のある金額であります。また、国は、平成30年度以降、事業費枠を超える場合は個別的判断によって予算を確保するとしていますので、サービス提供が十分可能であると考えているわけです。 財源につきましては、ご案内のとおり国が25%、県と町がそれぞれ12.5%、介護保険料が50%であります。 新総合事業の中には、成年後見制度、配食サービスや紙おむつ給付などに関する包括的支援事業と呼ばれるものがあります。この事業の町負担割合は19.5%でございますが、この事業費の中に地域包括支援センターの職員人件費充当額を増額し、一般財源を削減してまいります。新年度につきましては、職員4人分を対象とし、本年度比較し、一般財源1,900万円削減するよう考えています。 こうしたことから、新総合事業の予算の確保は十分可能であるとともに、町一般財源の削減にもつながるように考えているところであります。 次に、無資格者のサービス提供が、専門性と質の低下にならないかというご質問でございますけれども、身体介護につきましては現行どおり、有資格者でなければ行うことができません。掃除、洗濯、調理などの生活援助については、資格のない人であっても町が認める研修を修了することにより提供できるようになります。 これは、国の指針に基づくものでありますが、資格がないといいましても、専門知識、技術を必要とするサービスを提供するものではありませんので、その職員は町が指定する事業所に属し、その管理監督下でサービス提供をすることになりますので、心配されるようなことはないかと考えております。 次に、町内の介護事業者の経営状況等の把握でございますが、各施設の利用状況、介護報酬に関しては、町は保険者でありますのでこれは把握しております。 また、地域密着事業につきましては、町が管理監督の立場にありますので、3年に1回、運営状況や職員の配置等々について細部にわたり検査、確認を行うとともに、定期的に開催される各事業所の運営推進会議には職員が参画しておりますので、日ごろの運営状況の把握は行っております。 経営に関しては、町社会福祉協議会、東蒲原福祉会は、その立ち上げ段階から公費を支出していますので、担当課長が理事、評議員となり、把握しております。一方、準民間事業者につきましては詳細までは把握していませんが、特に小規模多機能については、国は要支援者の介護報酬を非常に低く設定しておりますので、町としては経営面の心配もしながら、各事業所との情報交換は行っております。 次に、ヘルパーデイサービスについては前段で申し上げたとおりでありますが、基準を緩和したサービスや住民主体のサービスの具体的な内容につきましては、実施しようとする事業者や住民団体がサービス内容、実施方法等の計画を町に申請し、町が基準に適合するか判断することとなります。 町に、町内事業者は何度も説明を行い、一部事業者からは相談を受け、個別に事前協議を行っているところでありますので、阿賀町の実情に合致した効果的な事業申請が提出されることを期待しているところであります。 以上でありますが、介護サービスは、そのメニューの中から利用者が選択して、ケアマネジャーがそれをまとめ、各事業所との調整を行った上でサービスを利用しているのはご案内のとおりでありますが、今般の新総合事業により利用できるメニューがふえます。 今後とも、可能な限り、そういったことでは充実していくということで理解しているところでありますので、よろしくひとつご理解を賜りたいと、かように思っているところであります。 以上であります。 ○議長(猪俣誠一君) 10番、五十嵐隆朗君。 ◆10番(五十嵐隆朗君) どうもバラ色のようなお話でありますが、本当にメリットというのはあるのかどうかというのは、私、ちょっとこれ不思議でしようがないんですよね。 例えば、今おっしゃったように、75歳以上の後期高齢者数の伸び率で計算していくわけですけれども、いろいろ調べてみますと、後期高齢者にしても、それから毎年要支援者とかサービス利用者にしても、どんどんふえていくじゃないですか。それに追いついていけるのかということがまず心配なんですよね。 それで、単純に計算しても二、三年でもう上限にぶつかっちゃうんじゃないかというふうに思っているんですけれども、そうなるとこのサービスというのはどうなるのかなというふうに考えるんですけれども、いかがですか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) いや、先ほど申し上げましたように、私どもの財政内容というのは十分ひとつこれで見込めるなとなったわけですし、ふえる内容、確かにおっしゃるとおり、人数はふえていきます。ふえてはいきますが、必ずしもそれがそのまま財政的な数値の中に反映してきているかというと、あえてそうでもないのではないかということも一つありますので、そういった面での心配は、今の段階では危惧していないわけですけれども、将来的にやはりこの辺は十分想定しながら取り組んでいかなければならない問題ではあろうかと思っています。 ○議長(猪俣誠一君) 10番、五十嵐隆朗君。 ◆10番(五十嵐隆朗君) それでは、2番目に、サービスA、多様なサービスということでお伺いしたわけでありますが、来年もう4月1日から実施されるわけでありますが、ガイドラインが描くような多様なサービスというのは本当に可能かどうか、まずそれを1点。 ○議長(猪俣誠一君) よろしいですか。 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 基本的には現在のサービスが基本なわけですから、それに乗せていくわけですから、現段階でその危惧される部分は必ずしもないとは言えないですけれども、対応していけるのではないかというのが、私どものほうの判断です。 ○議長(猪俣誠一君) 10番、五十嵐隆朗君。 ◆10番(五十嵐隆朗君) 私もそう思っています。現行のサービスをそのまま持っていくしかないのかなと。 しかし、多様なサービスといって、現行どおりじゃなくて国のガイドラインじゃなくて、この地域でなければだめな部分はあるんじゃないかと思うんですけれども、その辺を加えていくということは考えておられますか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 今、現在のものをというふうには申し上げましたけれども、既に社協であったりそういうところでの検討はされているということでありますから、その辺の状況を見ながら、今度は逆に町のほうの考え方、支援も必要になってくる場合もあろうかと思っておりますので、万全を期していかなければと思っています。 ○議長(猪俣誠一君) 10番、五十嵐隆朗君。 ◆10番(五十嵐隆朗君) 先ほどちょっと町長が触れましたけれども、この資料の中に事業費及び補助という欄がありまして、これがいわゆるさっき言ったように20%ぐらい減なわけです。この20%減というところをどういうふうに補う、さっきちょっと余りにも私、わかりにくかったので、もう一度この20%を補うにはどうしたら、町としてはどういうふうに考えているかという。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 今、具体的な数値、検討しているところは担当の課長から答弁させますので、お願いします。 ○議長(猪俣誠一君) よろしいですか。 神田健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(神田一秋君) それでは、お答えさせていただきます。 全体的な枠組みについては、先ほど長のほうからご説明があったとおりでございます。 前年度の実績額をもって、それを基本とした中で翌年度の事業費の枠が決まってまいりますので、その事業費枠を見ながら、今回私どもがやろうとするメニューの中でどれくらいの事業が行われるかというふうな試算をさせていただいているところでございますけれども、それによりますと、平成29年度にあっては先ほど長が申したとおり、一千何百万強の中での事業費の余裕、枠というふうなものも出てまいりますので、計画している部分については十二分に実施できるというようなところで考えているところでございます。 ○議長(猪俣誠一君) 10番、五十嵐隆朗君。 ◆10番(五十嵐隆朗君) それで、じゃ十分やっていけるという話なんですね。 私は、なぜこういうことを言うかというと、80%。20%に、業者が経営の悪化やそういう事業所のマイナス方向に行くんじゃないかと懸念しているわけであります。専門職のホームヘルパーの賃金の低下にもつながるのかなと。それで、さらなる介護人材の不足をまた起こすのではないかというふうな心配をして、お聞きしているわけでありますけれども、その辺についてお伺いします。 ○議長(猪俣誠一君) 神田健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(神田一秋君) 先ほどの私の答弁が少し的を外れていたかなと、今思いました。 緩和したサービスの件かと思いますけれども、まさにそこのサービスは現行より70または80%低い介護報酬の設定というようなところで行っておりますけれども、これにつきましても、どういうふうなサービスを利用者の皆さんがされていくかというふうなところでございますけれども、長が説明されたとおり、その低くなっている部分というのはまさに緩和された部分、今まで、例えば看護師が絶対必要だったというふうなものを、看護師がなくてもその事業ができると。 逆に看護師を配置したら、今度はそこは加算をされていくというふうな設定になってございますので、まさに事業者の皆さんもその設定といいますか、設計の状況をもう把握をしていただいておりますので、その事業費の中でどんなサービスを提供できるかというふうなところを今、具体的に調整をしているというようなところでございますけれども、例えばやまぶきの里ならやまぶきの里に、いわゆるデイサービスセンターでなくてもそういうふうなスペースの中に、必要なスペースがあればそこに集まってきていただく。 そこの中で、従来のデイサービスであれば、必ずお風呂が必要ですとかいろんなものが必要になってくるわけですけれども、そこの基準はいいですよと。お昼であってもこれは利用者が食べたいという場合はそこを選択していただければ、その料金をいただいて、そのサービスも提供できますけれども、そういう厨房がなくてもそういうようなサービスが提供できますということで、いわゆる基準を緩和した中で選択肢がふえていくというふうな中でありますので、この設計の内容については町内の事業者の皆様にもご説明をさせていただく中で、そこの枠の中でまさに効果的なものを事業者のほうから提案といいますか、そんな形で今調整を行っているというふうなところが、町の社会福祉協議会、東蒲原福祉会、2つの方針と具体的に行っている状況でございますので、まさにその事業費の枠を見ながら、効果的な事業を構築していくように、私ども一緒になってやっていきたいというふうに考えております。 ○議長(猪俣誠一君) 10番、五十嵐隆朗君。 ◆10番(五十嵐隆朗君) その辺、難しいですよね。緩和で、じゃ設備は適当でいいと。食事は出さなくていい、風呂は入らずに、そっちはいいというように受け取れましたよ、今。それはいいですよ、そんなことはあり得ないと思いますけれども。 それで、さっき要支援者の通所それから訪問の中で、②というところに、本事業は自立判定でチェックリストに該当する場合は利用が可能になります。それでは、要介護認定申請における要介護とか要支援認定というのはなくなっちゃうんですか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(神田一秋君) 基本的には介護認定を受けていただいて、現在の要支援1、2の方が基本的にはこの事業の対象となります。一方で、判定の結果、自立になったと。ただ、今お話があったチェックリストというふうなものがございまして、そこで25項目ぐらいございますけれども、そこの中で支援が必要だという判定があればこのサービスも利用することができるというように、ここは緩和をされております。 今、介護予防の教室もやっているわけでございますけれども、基本的に介護予防の皆さんは認定を受けていない自立の方々でございます。その介護予防の方々も、この総合事業の対象となってくるというふうなところもございますので、一旦自立の判定をしても、チェックリストに該当される方は、この事業の利用が可能になるというふうな仕組みでございます。 ○議長(猪俣誠一君) 10番、五十嵐隆朗君。 ◆10番(五十嵐隆朗君) そうすると、両方受けるということですか。どっちでもいいということですか。チェックリストで25項目と、それから要介護のあの難しいチェック、同じように扱うわけですか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(神田一秋君) 基本的には従前どおり介護申請をしていただいて、介護認定をさせていただくと。ただ、そこの中で自立になるというふうな方もいらっしゃいますので、そこの方々へのサービスの利用の道も、この制度によって開かれたというようなところでご理解いただきたいと思います。 ○議長(猪俣誠一君) 10番、五十嵐隆朗君。 ◆10番(五十嵐隆朗君) この資料は、課長、全員協議会のときに配ったわけでありますが、それではチェックリストに該当する場合、利用が可能になる。これに、従来の在宅改修や福祉用具貸与・購入を含む一切の介護保険サービスというのは該当するんですか。そのチェックリストに比較。 それと、不服申請というのは今までできたじゃないですか。それはやっぱり、認定のときに。この場合はできるんですか。チェックリストをして、いや、私はもっと悪いんだとか、私はもっと軽いんだとかいう。このチェックリストじゃなくて、今までのは不服申請というのはできましたよね。これについてというのは、判定結果に納得できなかったときにどうなるんですか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(神田一秋君) 今般の新総合事業につきましては、今のサービスでいいますと要支援の方々のデイサービスとホームヘルプサービス、この2つが今の給付から新総合事業に移行されるというところでございますので、今ほどお話ありました、例えば住宅改修であったり福祉用具であったり、またデイケアであったり、ほかの要支援の方々のサービスがあるわけですけれども、ショートステイであったり、これらについては従前どおり、今までどおり何ら変更がございません。ですから、まずは介護申請をしていただく。認定を受けていただくというふうなところでございます。 その認定に、ある意味で不服といいますか、それがございましたら、当然これも再審査の申し立てを受けながら、私ども再審査をさせていただくというようなことになります。 だから、そこで非該当、いわゆる自立だというふうな判定があった人についてだけは、チェックリストでやらせていただくと。そのチェックリストの項目に該当すれば、ここで言いますデイサービス、ホームヘルプサービス、この多様なサービスも、介護認定がなくても要支援の認定がなくても、チェックリストに該当される方であれば利用ができるというふうなところでございます。 説明が下手くそで大変申しわけございません。 ○議長(猪俣誠一君) 10番、五十嵐隆朗君。 ◆10番(五十嵐隆朗君) 大変、何となくわからない。 非常に、相当窮屈な現実になろうかなというふうな感じを受けるんですけれども、例えば認知症でもチェックリストで該当しない場合は出てきますよね。そういうようなときはどういうふうなあれをとるんですか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(神田一秋君) 狭くなるというよりも、むしろ私は非常に対象の皆さんが広くなる制度だというふうに理解をしております。 従前はそういうことで認定が自立になれば、その時点でサービス利用、全く使えないと。いわゆる介護教室に行っていただいてというふうなサービスしかなかったわけですけれども、そのチェックリストというのも、一つ一つ見ると非常にやわらかな規定が書いてあります。特に認知症の方についても、その方と直接1対1でというふうなところではなかなか判定が難しい場合もあると思いますので、これは介護度の調査と同じようにご家族の方、またはよく知っていられる方、または施設の方等々と、これは一緒の中でお話をさせていただく中で、チェックリストの判定も行っていくというふうな考えでおりますし、その判定をするのはまさに判定をできるというふうな、いわゆるケアマネの資格を有したり、私どもの包括支援センターで専門的にかかわっている職員がチェックリストの審査といいますか、チェックを行っていくというふうなところになってまいりますので、むしろこの制度で、利用ができる方の範囲が少し広がるのかなというふうに考えているところでございます。 ○議長(猪俣誠一君) 10番、五十嵐隆朗君。
    ◆10番(五十嵐隆朗君) そうでしょうかね。そうなんだろうね。 チェックリストは25項目とかというふうに説明を受けたんですけれども、それにさっき言ったように、非常にどちらかというとやわらかい内容になっている。さっき言ったようにそれに漏れる、そんなのは平気でもうチェックを受けて、それでもそれに該当しない場合という方。うちの人は、いや、そうじゃないんだ、該当するんだというふうに。 介護保険のときもそう、皆さんが来るとお茶を入れたりするけれども、ふだんは全然あれだとかなんていうふうな話もあるわけですけれども、漏れた人というのはどういうふうに扱っていくんですか。それは、あんた、違いますよと離しちゃうんですか。 ○議長(猪俣誠一君) よろしいですか。 神田健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(神田一秋君) 現状ですと、まさに介護認定から漏れればそこで終わりなわけでございますが、今まで言いましたように、チェックリストという次の段階がまたできてきたわけでございます。 さらにそこで漏れるといいますか、チェックリストにも該当しないというところであれば、本当にこれはまたお元気な、自立の心配のない方がそういうふうになってくるわけでございますので、そこはチェックリストに該当をしないというふうなことでもご納得いただけない場合は、また別の調査員が、私どもそこのご本人と面談をした中で再度のチェックもさせていただきたいというふうに考えておりますし、そういう形で、次は例えばチェックリストにもある意味でかからないというふうな方につきましては、まさにここの事業の中で、地域の中で、地域の皆さんから一緒になって、いわゆる今のサロン的なものの中でこの事業が可能になってまいりますので、地域の皆さんの目で一緒になって生活を送っていただけるというようなところでの構築を考えているところでございます。 ○議長(猪俣誠一君) 10番、五十嵐隆朗君。 ◆10番(五十嵐隆朗君) さっき、ちょっと私、聞き漏らしちゃったんですけれども、チェックリストの判定結果というのは、もし不服があれば不服の申し立てはできるんですね。 ○議長(猪俣誠一君) 神田健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(神田一秋君) これ、本当にある意味で簡単な表でございます。 例えば、転ぶ心配がありますかとかかたい物が食べにくくなりましたかとか、正直申し上げますと、ここで純粋にやっていけばほとんどの方が、例えば私でもチェックリストにひっかかるんじゃないかなというような、非常にある意味で緩い内容でございますので、現実的には余りそんな心配はないのかなと思いますけれども。 ただ、そういうことで、1回担当の職員がチェックをさせていただく中で、それにご納得できない場合は、別の職員が改めて面談をさせていただく中でチェックをしていきたいというふうに考えております。 ○議長(猪俣誠一君) 10番、五十嵐隆朗君。 ◆10番(五十嵐隆朗君) 今、本当に先般の資料に基づいてお聞きしたわけですが、まだまだ私、わからないところがいっぱいあるものですから、またその都度お伺いすることにいたしたいと思います。 いずれにせよ、当面は介護保険の地域生活支援事業の充実と、それから現行の要支援者へのサービスの後退のないようにそういう取り組みをし、不足している部分の補充など、この地域で介護関係に従事しているおおむね500人からの人がいるわけであります。その人たちが働きやすい環境づくりですね、それは事業所がやるんだろうけれども、今の報酬等によってかなり厳しい部分が出てくると思うのであります。そうではないという言い方もあるようでありますが、私は逆に厳しくなるんじゃないかなというふうに思っています。 それと、今流に申せば、介護難民やそれから漂流高齢者、介護疲れから起きる事件、孤立する家族支援策を、プライバシーの壁もあって難しい面もあろうかと思いますが、町長が日ごろ口にしております安心・安全で笑顔で暮らせるような町を構築していただきたいと申し上げ、最後に町長のほうで何かございましたら、聞いて終わりたいと思います。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 今、細部にわたって実務的なところをやりとりあったわけですけれども、いずれにしてもこの新総合事業というのは、ふえ続ける介護事業費を抑制するところにあるわけでありますから、そういった観点からすれば大変厳しくなるわけですが、幸い、申し上げたように、財政的には私どものほうは、表面的にやった部分では余裕がある中で取り組むことができるということでありますので。 要するに要支援1、2とかという方々が、それこそどこにも行く場所がないというようなことのないような取り組みをしていこうというのが、今の中にも含まれているわけでありますから、その辺は十分ひとつ対応していけるように、工夫していかなければならないだろうなというふうに思っております。 趣旨は、冒頭申し上げましたように、抑制するためのものではありますけれども、この抑制に負けないように、我々も創意工夫を凝らしていくということで、ひとつご理解いただきたいと思っております。 ○議長(猪俣誠一君) 10番、五十嵐隆朗君。 ◆10番(五十嵐隆朗君) そのように我々も願って質問させていただきました。本当にきょうはありがとうございました。 これで終わります。 ○議長(猪俣誠一君) 以上で10番、五十嵐隆朗君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △清田輝子君 ○議長(猪俣誠一君) 次に、5番、清田輝子君。     〔5番 清田輝子君登壇〕 ◆5番(清田輝子君) 通告しておきました3点について伺います。 1点目は、超危険な通学路の改善を。また、2点目の町の発展は観光から。3点目は、償還金の終了の町営住宅の売却でございます。 まず1点目、超危険な通学路の改善をということですが、これは県道津川室谷線の、上条小学校に通学している児童がいます。栄集落から子供が通学していますが、栄集落から七堀のバス停までは歩道があるんです。ところが、その七堀から上条小学校までは歩道がありません。小学校までの歩道のところは、子供たちは本当に小さい60センチくらいの通学路というんでしょうか、道路というんでしょうか、車道とともにある道路を子供たちは毎日通っているわけですが、車が2車線でありまして、児童の通学している距離は1.5キロくらいあるかなと思うんですが、この通路はよくまあ今まで事故もなかったのかなと思っております。 しかし、今、全国で交通事故がありまして、前回も横浜で高齢者の方が子供たちの通学路に突っ込みまして、1人の大事な命が失われたという、余りにも無残な事故でありましたことを皆さんも記憶にあると思います。 それで、この危険な通学路で通う児童、そしてドライバーにとって最良の策はないものかなと思って町に伺うわけです。道路の幅を広くせよといっても、あそこは住宅地ですから広くはできませんが、何かいい策はないのかということをお聞きしたいと思います。 2点目ですが、町の発展は観光からということでございます。 先ほど、町長、きょうの行政報告の中で、職員一人一人が経営感覚と営業感覚を持って事業の必要性があるというふうなことをここに書かれておりました。それと、先ほど斎藤議員がホームページも暗いということでございましたので、私もこの町の暗さはそう思っております。 皆さん、一生懸命頑張っているんでしょうけれども、遠慮しているのか、それともおとなしいのかわかりませんけれども、昔は破天荒な職員もいましたんですよね、発想がいっぱいありまして。でも、今皆さんおとなしいんでしょうかね、ないんですよ。私の見方が悪いのかどうかはわかりませんけれども。 しかし、今、町の発展というのは、私はいろんな話を議論しながらしていくことが、いろんな中から話が出てくるんだと思います。やっぱり反応を起こさないとだめだと思っております。 これは、一つの例えにすれば、懐中電灯です。マイナスとマイナスでは何の反応も起きません。しかし、プラスとマイナスを合わせれば電気がつきます。やはりどんな大きないい組織でも、また優秀な人が集まっていても、単一の価値観を共有していたのでは、私は新たな発想なんて生まれないと思うんです。 やっぱり、発想を生むからにはいろんな議論をして、大胆な発想というのはそういう議論の中から生まれてくると思います。忌憚のない意見をぶつけながら議論を進めていけば、私は化学反応が起きてまた新しいいろんなものが生まれてくるのじゃないかと思いますので、町の職員の人たちは観光についてどのように思っているのか。 私は、人を寄せるにはやっぱり観光しかないと思っているんです。少子高齢化ですから、今、子供5人、10人産んで、すぐ子供たちが大きくなるわけじゃありません。20年たたないと子供は一人前になりませんから、そういうのを見据えたときには観光が必要かなと思っております。 それと3点目は、償還金の終了の住宅の売却でございますが、これは私が以前から言っておりますこの売却なんですが、あれからどうなったか知りませんけれども、私はこれを3回ぐらい言っているんじゃないでしょうか。 例えばの話にすれば、堂島住宅です。あれはもうとうに終わっております。そうしますと、今あそこは管理費が膨らんでいると思いますよ。そういうのであればやはり売却をして、その売却代金は安くいいじゃないですか。一般よりもぐっと安くしたほうがいいと思っております。 不動産というのは、私は思うには、不動産屋さんは例えば100万で売るのを、町は3分の1でもいいと思うんです。不動産屋さんは1回勝負なんです。ですから、高く売らなきゃなりません。町は3分の1で売って、例えば100万のを30万で売ったところで、それから来るのは固定資産税、そして管理費の要らないことが起きてくるじゃないですか。 今、こうして古いものばかり持っていたのでは、新しいものをつくることはできないと思うんです。できましたら、新しいものをつくって、古いものはちゃんと安く売って、そして固定資産税、土地でもそうですよ、事業税そして法人税、いただくんですから。 普通の不動産屋さんは1回勝負ですけれども、町はそれからのことが一番なんです。これは、経済的にもなります。管理費が膨らまない。そして不動産は3分の1で売ったところで、固定資産税が永久に入る、そういうふうに考えれば、次の新しいものをつくるには、今持っている不動産を塩漬けにしておかないでだんだんと売っていって、そして町の活性化にしてほしいと思います。 これはやはり不動産を売るということも、町営住宅を売るということもこれはビジネスです。そういうことにかけまして、私がお願いしておきましたこの町営住宅の売却、どのようにそれからなっているのか、お聞きいたします。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。     〔町長 神田敏郎君登壇〕 ◎町長(神田敏郎君) それでは、清田議員さんにお答えしてまいりますが、1点目の通学路の関係でありますけれども、ご説明申し上げるまでもなく、県道室谷津川線、九島集落内の町道九島6号線交点から黒倉野中線交点までの約1.2キロ間のことであろうかと思いますけれども、子供たちの安全のため、対策を県に要望してきてはおるわけでありますが、人家が密集しており、おっしゃるとおりなかなか歩道の設置というところに至っていないというのは、ご指摘のとおりなんです。 これは、合併以前よりバイパス計画の要望も行ってきている経緯があるようでありますが、室谷津川線では広瀬鍵取区間の改良要望が優先されておりまして、今、バイパス計画も進んでいないのが現状であります。 現在、全国的に歩道設置が難しい箇所においては、ご案内のとおり目視できるといいますか、視認できるという早急な対策としてカラー舗装ですよね、そういうことで実施されているというのが現状であろうかと思います。 冬期間におきましても、積雪により路肩の歩行ができないというようなことから、長木から九島間の児童につきましては、スクールバスの送迎を実施しているというところであります。 九島区より、子供たちの通学の安全のため、少しでも県道区間の通行を少なくするために、町道九島6号線に防犯灯の要望がございましたので10基設置してきております。 今後、地区と学校及び関係機関を交えながら、通学路のさらなる安全対策について県に強く要望していかなければならないというわけですが、なかなかこれが実現できていないということでは、安全対策をもう少し別な方向で考える必要があるのではないかというふうに思いますので、この辺をさらなる県との協議を進めていかなければと思っております。 町の発展、観光というのは、もう何度も清田議員さんの持論でもありますし、私もやりとりは大体同じようなことでずっと進んできているわけでありますが、まさにそのとおりなんです。 これから、誘客につながるきっかけづくりを積極的に進めていかなければというところでは、現在食と健康をキーワードとして取り組みをしておりますけれども、今年度は温泉等の宿泊施設を対象として、阿賀町産の作物を活用した健康に役立つ料理講習会、こういったものも2回ほど開催しておりますし、レシピや効能等についての勉強会も実施し、今後そのレシピを取り入れた料理を少しでも使ってもらうと。皆さんから食べてもらうというようなことに期待しているところでございます。 温泉や自然等の地域資源を活用した健康効果のモニタリング調査も行っておりまして、食と温泉、自然の中での運動に睡眠を加えた複合的な健康増進プログラムの開発を目指して、各温泉施設がそれぞれ、また共同で実施することによって、誘客につなげていければと検討していると。 検討ではなくて、これはもう早急にこれを実現できるようにしていかなければというふうに督励をしていきたいと思っていますし、それから中でも運動につきましては、いわゆるノルディックウオークを初めとする各種ツアーの参加者が非常にふえてきている。登山にしてもそうなんですけれども。そういう中で、これに温泉、食を加えることによって誘客の増加を図るということに期待をしていきたいというわけですが、なかなかこれが、言うは易しく、現実に結びついていないというのが現状であります。 ご指摘のとおりでありますから、この辺をひとつさらなる督励をしていかなければならないというのは、行政だけでやってもだめなんですね。みんながやっぱり一緒になってやらなければ、これはできる話じゃありませんので。 町の散策、観光ガイドが生まれているわけですが、これの活動につきましても年間で約800人利用されているんです。ところが、町なかでこの800人の皆さんが利用されるというところは少ないわけでありますから、そういったようなこともやっぱり考えて対応していくことが、観光をもっと知っていただくということになるのではないかというふうに思っておりますので、もう毎度ご指摘いただいておりますから、その点のところはもう皆さん、承知しているはずでありますので、職員をさらに督励させていただきます。 これも、さっきもご指摘ありましたけれども、いわゆるホームページにしても、余り魅力がないものになっているものですから、この辺をもっと、観光地らしいものにつくりかえていくように督励しているんですが、なかなかこれが実現していないというのも残念なので、この辺は私が悪いんでしょうから、もう少しきつくやっていきたいと思っております。 公営住宅の売却についても、たびたび指摘を受けております。やったらどうだということですね。これは、担当課にもう何度も言っているんですが、なかなか進まないんです。 ◆5番(清田輝子君) 言うことを聞かないじゃない。 ◎町長(神田敏郎君) 言うことを聞かない。まさにそのとおりであろうと思います。私の力不足なので、そこはひとつ、これはもうまた4回目のないように督励させますので。 ただ、やっぱりそれだけではだめなんですね。すぐ売るぞというだけではなかなかできないようで、やっぱり少なくとも行政がやることでありますから、公営住宅の処分、木造住宅では耐用年限が30年と言われておりますが、現在30年を過ぎた住宅はおっしゃるとおり堂島団地であります。これは9月議会でも言われ、またそういう対応をしますということであったんですが、やっとこれから住民へのアンケートを進めておりますというようなことでありますが、住宅団地を計画するに当たって、区への説明や意見を伺った経緯があるわけでありますから、そういったことでの手順を踏もうということで今やっているということでありますので、そういうことを言われますと私のほうでもすぐに処分せよというわけにもまいりませんので、今督励をしておりますので、清田議員さんが言われる方向で取り組みをやっているということで、早くこれが形になってあらわれるようにしていきたいと、こんなふうに思っているところであります。 ○議長(猪俣誠一君) 5番、清田輝子君。 ◆5番(清田輝子君) そうですね、私、何回も何回もこの話をしているはずです。 この危険な道路でございますが、これは防犯灯とかそういうのじゃないんですよ。ただ、あそこのカラー舗装になっているところが余りにも狭いので、通行のドライバーさんに何かをできないかということも視野に入れてほしいんです。ただただバイパスをつくれとか、それから冬になったらバスに乗せていくからいいだろうと、そういう問題じゃないんです。あそこは交通量が物すごくあります。 私、ぜひ一度皆さんに通ってもらいたいです。車じゃないですよ。まず教育委員会さん、教育長にまず通っていただきたいと思います。それは通ってみないとわかりません。車が通ると幅が大体4メートル、5メートルでしょう、多分道路は。ところが、歩くところは60センチしかないんですよ。60センチといえば、私のこの幅ですよ、もう。皆さん笑うけれども、本当。その幅しかないのに、そこを車が通っていくんですよ。皆さん、ドライバー、上手な人ばかりいればいいけれども、やはりこの横浜のような人がいるんですよ。そういうのを考えてもらいたいです。防犯灯とかそんなのをお願いしているんじゃありません。バイパスもお願いしていません。 ですから、今現在14名の子供が通っているんです、あそこ。そうすると、毎日のように怖いと言うんですよ。これから雪が降るんです。雪が降ってきたら滑りますよね。スリップしたらどうしますか。普通のうちへ飛び込んだり、車庫に飛び込んだりするのはいいけれども、子供、それから町民の歩いている人のところに飛び込んだら大惨事です。 そうしますと困りますので、ぜひこれをしていただきたいのは、ドライバーさんにもう少し速度を落とすとか、何かの印をつけてもらいたいです、あの間だけでも。そういうふうな試みをしてもらいたいということをお願いしているんです。それをお願いしているんですが、いかがでしょうか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) これは警察にお願いするしか、交通は公安委員会に言わないと、それしかありませんから、具体的にそういう手順をとるしかないでしょうね。 ○議長(猪俣誠一君) 5番、清田輝子君。 ◆5番(清田輝子君) それはもっとも、公安委員会ですよね。しかし、通っているのは阿賀町の子ですよ。公安委員会じゃなきゃだめだなんてことはないと思います。町がやっぱり言うべきではないでしょうか。 町の子供ですよ。通っているのは町の子供と町民と、それから上川のそちらのほうに行く車が通るんですよ。やはり町が最初になって、あそこは県道だから関係ないとか国道だから関係ないじゃなくて、やはり町の子供が通っているんですから、それは十分に町が注意してほしいと、公安委員会のほうにもまたこれは言ってほしいと思っております。いかがでしょうか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) これは、公安委員会とは違った意味で、立て看板を立てて、通学路で狭くなっていますから注意して通ってくださいというようなことは、できないわけでありませんでしょうから、その辺のところはまた警察とも相談をしながらやっていく必要があるかなと思います。 ○議長(猪俣誠一君) 5番、清田輝子君。 ◆5番(清田輝子君) そういうのを十分にお願いしたいと思います。 それと2点目ですが、町の発展は観光から。先ほどから私、言っておりますが、町長は大胆な発想がないんですよ、本当に、見ますと。私が気づかないのかどうかわかりませんけれども、皆さんおとなしいですね。昔のような破天荒な人が全然あらわれないんです。 ですから、町民もそれは言えるかもしれませんけれども、でも役場の職員さんはどんなふうに考えているかと私、今お尋ねしたんですけれども、職員さんの考えていることが全然わからないので、もう一回お願いしたいと思います。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) それぞれに、担当者を含めて取り組んでいるわけですが、私もおとなしいほうですから、やっぱりそういうのが乗り移っているのかもしれませんね。これから、清田さんに見習ってやるように督励しましょう。 ○議長(猪俣誠一君) 5番、清田輝子君。 ◆5番(清田輝子君) 取り組んだところで一歩も前へ出ていかなければ、取り組まないのと同じなんです。やはり前へ出る、これが必要だと思います。 今、私も、これはちょっと余談になりますけれども、阿賀町もおもてなしですよね、おもてなしが大事だと思います。このおもてなしというのは、オリンピックのときに言われたことですから、これはどこでも、日本人であればおもてなしが大事だと思っております。 それもまず第一ですが、まず商店と言えばいいかな、阿賀町で一番大きなところというと、皆さん、大体心の中にあるかと思いますが、買い物に行きます。ところが、店員さんは皆さん、ただ立っています。立っているだけで、お客さんは買いません、絶対に、私であれば。 やはり忙しくしているようなところというのは入るんです。誰も人が通っていないところなんて入らないんです。やはり従業員さんなり店員さんが動いているところというのは、人が入るんです。 だから、このレークサイドさんにも、ちょっとかかしみたいなのを置いて、お茶でも飲んでいるとか、そういうのを見せたらどうと、人が入っているように見せると、やっぱり人というのは、大勢のところに集まってくるんだからというふうなことを言ったんですけれども、その店員さんはただ立ってお客さんが買うのを見ているんです。あれでは買いませんよ。 やはり言葉をかけながら、そしていかにして物を買わせるかというのも、一つのおもてなしだと思うんです。ですから、そういうのも観光にはつながっていくと思うんです。 町長、先ほど指導が悪いのかなと言いましたけれども、多分そうだと思います。もう少し強い指導があっていいかなと思っております。 それと、町がなぜこう元気がないのかなというふうに思っております。それは町民も一つの責任もありますが、やはりもう少し職員さんの中でももっと元気があっていいのかなと思いますので、そういう雑談の中から、いろんなアイデアは浮かぶんじゃないかなと思っております。 やはり化学反応を起こして、その中で皆さんがいろんな話をして、それを町の活性に取り組んでいただきたいと思っております。そうしたら、町ももっと発展するのかなと思います。一つも、何も忙しさがないんですよね、入ってきても。 町長、そういうのを感じているかどうか、お聞きしたいです。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 結構皆さん忙しいらしくて、机に座っている私が用事があって行ってもいないときがいっぱいあるんですよ。だから、かなり忙しいんだろうなと。 やっぱりこれはじっくり座って、そうして話をするときは話をし、お互いに意見交換をするときはしていくということが大事なので、そういうことも含めて同時に外に出ていく。そしてそういう取り組みをそういうところから発想してくるということが大事なわけですから、私はそういうつもりで皆さんにお願いしているわけでありますが、ちょっとこれを聞こうかなと思って、いないと現場に行っているとかいろいろありまして、結構活動はしているんですが、その辺のところはそれぞれの自覚の問題も一つあるだろうと思いますので、なかなか私も答弁しにくいところですが、一生懸命努力をしていきたいと思っておりますので、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(猪俣誠一君) 5番、清田輝子君。 ◆5番(清田輝子君) 忙しそうにしていても、結果が出なければ何もできないじゃないですか。これずっと前からですよ、ずっと前から結果が出ていないと思うんです。 今は、津川のほうでコンビリさんができましたので、よそから来る方が休むところがないようなときがありますから、あそこの角を、2つ角を曲がったところにちょっとおしゃれなコンビリさんがあるから、あそこに行って飲んでください、食べてくださいと私もおもてなしの気持ちで言っております。 しかし、職員の人が忙しそうにしていたって、結果が出なきゃ何もなりません。ですから、もっと結果の出るような指導をしていただきたいと思っております。町長、いかがでしょうか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) そう言われますと、もう肝に銘じてちゃんとやろうと思います。 ○議長(猪俣誠一君) 5番、清田輝子君。 ◆5番(清田輝子君) もう少しにぎやかにできたらなと思っております。 それでは、3点目の償還金終了の町営住宅の売却でございますが、これは、先ほど町長は前からそれは言っているとは言っていますけれども、私、これ今初めて言ったわけじゃないんですよ。ずっと前から言っているんですよ。一歩も前に出ていないんです。出ているのであれば今ごろ結果が出ているんですよ。こういうふうな話があると。住宅を売却するんだってという町民からの話もあるんです。でも、これは話が出ていないから、この話が広がっていかないんですよ。 ですから、先ほどからこれをやっていると言うけれども、やっていないに等しいと私は思っております。 これは、せっかく町のものですから安く売って、そして皆さんから固定資産税をいただいて、そして今現在、堂島の町営住宅は1軒について1つの駐車場をつけて貸しているんですよね、たしかこれ家賃の中に入っていると思うんです。でも、今度売却すれば、例えば売却しますよね、不動産屋さんは一発勝負ですけれども、町はこれからが勝負なんですから、3分の1で売ったって、それからのずっと長い月日が、固定資産税ですから。 そうしましたときに、今まで家賃の中に駐車場代金が入っていたとしても、今度は家賃はないんですから、例えば買った人は。今度は駐車場は代金に入るんですから、ずっとじゃないですか。私、そういうのも入れておかないと、新しいものができないんですよ、これだけ古いものがいっぱいあっては。 ですから、売却するところは売却する。先ほどから町長は、そういう話はしていると言っていますけれども、私、この話をしたのは2年も3年も前ですよ。ということは何も、町民が話をしないということはしていないということですが、これ、町長、これからどうするんですか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) これは、具体的に進めているんですけれども、表に出ていないんです。確かに一戸一戸、売却すれば税金が入るといいますけれども、固定資産税なんか入りませんよ。あのくらいの。あれは、制限価格も30万以下ですよ、恐らく、評価額。そうすると、これはゼロです、そういうようなこと。それから、土地の評価はこれからもできるでしょうけれども。 そういうようなこともあるんですが、そんなことじゃないんです。あのままで早く売却するということがまず先行でしょうから、それをするように言っているんですけれども、なかなか進まないというのは、私が言っても聞かないのかね。そういうことだろうと思っています。 それでもう一つ、これは住宅に限らず、古い校舎であったり古い何かというのはもうすごくいっぱいあるわけですので、こういったことも逐次整理をしてきているんですが、なかなか進んでいないという現況がございますので、これを所管のところでやっている、所管の住宅なら住宅所管のところでやっていると、なかなかこれが進まないのだろうと思うんで、不動産屋ではないけれども、担当の中で不動産というか、その住宅の整理、こういう部分です、財産整理のうちの一つになるんですけれども、そういう部署があってもいいのかなというふうに今、感じもしています、余り進まないので。 そこら辺はひとつ、今度は怒られないように、本当に進めさせていかなければならないと思いますので、よろしくひとつご容赦いただきたいと思います。 ○議長(猪俣誠一君) 5番、清田輝子君。 ◆5番(清田輝子君) 何が障害になっているんでしょうかね。建設課長に聞きたいんだけれども、何が障害でしょうか。 家の価値はないですよ、あれはもう。土地ですよ。土地は、自分たちのものになったという人たち、そうでなかったら年をとってくれば、ああ、こんな年をとってきて、家賃を払っているんだったら、ちょっと雪の降らないところに引っ越そうかというふうになってしまうじゃないですか。そうしますと、ここの人口がだんだん減っていってしまうでしょう。 そうじゃなくして、そこを売却して、土地代だけですよ、価値のあるのは。そうしたら、固定資産税は入らないというけれども、土地代の固定資産税は入るんです。 ですから、人も動かないように、そしてなおかつ町も経済的に楽でしょう。管理費が膨らまないんですから。そういうふうな形をやっぱりとっていかないと。 これから町長が課を設けたいというふうに思っているんですから、やはりそういうのも必要だと思うんです。これだけのいろんな建物があったり土地があったり、もうほとんど塩漬けですよ。塩漬けなんかしたって何もならないから、やっぱり売却するものは売却して、そして事業税、法人税、固定資産税、そういうのをいただいたほうが、まだ町の経済的な活性になっていいのかなと、そういうふうに思っておりますので、ぜひそういうふうにしていただきたいと。何も障害になるようなことはないと思っているんですけれども、ただ急がないだけじゃないかなと思っております。私の言ったことだから、まあもう少し待てやなんて思っているのかなと思っていますけれども、そうでないようにしていただきたいと思っております。 私は、やっぱり町を考えますから、町の経済も考えます。それと、今度町から人も出ていくのはちょっと忍びないことがあります。ですから、そういうのもしっかり構えてこれからの町の運営、これもビジネスです。サラリーマンとビジネスマンの違いというのは、私が言うのも変ですけれども、サラリーマンというのは上から言われたことをきちんとやっておけばいいわけじゃないですか。でも、ビジネスマンというのは、自分が何かを発展していかないとつながっていかないんですよ。 ですから、その違いですから、先ほどの町長の行政報告の中にあったように、職員一人一人が経営感覚と営業感覚、これやっぱりビジネスに入っていく町の姿じゃないかなと、そういうふうに思いましたものですから、町長、一応私のそんな質問ですが、もう一回お願いいたします。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 何回も、本当に提案を、指摘というよりは提案をいただいているわけでありますから、これにやっぱり真摯に取り組んで、その実績を上げていくことは大事だということは認識しておりますので、今度こそいい答えが出るように取り組ませていただきます。 ○議長(猪俣誠一君) 5番、清田輝子君。 ◆5番(清田輝子君) アクションが何もなかったら、私、3月に同じことを質問するかもしれませんので、その点よろしくお願いいたしまして、私の質問を終わります。 ○議長(猪俣誠一君) 以上で5番、清田輝子君の一般質問を終わります。 ただいまから3時30分まで休憩いたします。 △休憩 午後3時13分 △再開 午後3時30分 ○議長(猪俣誠一君) それでは、休憩を閉じ会議を再開いたします。 休憩前に続いて、一般質問を終わっていない方から行います。--------------------------------------- △宮澤勝見君 ○議長(猪俣誠一君) 次に、13番、宮澤勝見君。     〔13番 宮澤勝見君登壇〕 ◆13番(宮澤勝見君) それでは、通告しておきました郡森の関係、それから協力隊員の中身関係を質問したいと思います。 通告書には、読み上げますが、郡森の関係なんですが、7,000万円を貸し付けてはや1年になる。ほぼ収支の確定のめどが見えたかと考える。計画された域に達しているか否か。借金の7,000万円は郡森の借金に充てられたはずだが、その後、また短期、長期の借り入れをされたのか等々、伺います。 それから、協力隊員に関しましては、協力よりも本人の研修に見える。貢献度が見えない。それから、これ、残ってというのはちょっと間違ったんですが、今あえて人口増を狙うのであれば、真の地元の若人を採用すべきと思います、というようなことを伺いたいと思います。 それから、協力隊員等の待遇は、町民の中には、側から見ていると来賓のような扱いに見えてしようがないと、よく友達が来賓という言葉を出したかと思うと、ちょっと稀だなと思ったんだけれども、そのとおりに書いたんだけれども、そんなふうに見ている人がおられるということを皆さんのほうからもぜひ認識をしてもらいたいなと。 そんなことで、各種団体等にかかわる隊員等と、例えばコンビリーですか、のように経営を主業務としている場合、それ関係の給与、報酬はどのようにされているのか等伺うんですが、議長、細かいのがいっぱいあるんですけれども、これは後で個々に、一問一答の中で質問したいと思いますので。 以上の観点から質問いたしますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(猪俣誠一君) それでは、神田町長。     〔町長 神田敏郎君登壇〕 ◎町長(神田敏郎君) それでは、宮澤議員さんにお答えしてまいりますが、初めには森林組合の収支の確定のめどについてでございますが、上半期を過ぎ、下半期に入ったわけでありますし、これから冬期間に向けての事業実施を行っていくことになりますので、確定ということではありませんから、そのようにひとつご理解いただきたいと思いますが、そういった関係からすればちょっと早いという感じもございますけれども、現状の運営状況をご説明申し上げるということでご理解をお願いしたいと思います。 7月議会の一般質問でもご説明申し上げましたが、県並びに森林組合連合会から月次ごとの検討会を開催いたしまして、経営の管理、運営にご指導いただいているところであります。 また、町といたしましても、月次ごとの損益計算書と資金繰り計算書を毎月議会に提出と同時に、その都度経営の状況、事業の進捗状況等の聞き取りを行い、確認しているというところであります。 さらに、四半期ごとに4者、つまり県と県森林組合連合会ですね、それから郡の森林組合と町による会議を開催し、情報の共有を図りながら指導に当たっているということでございます。これは、7月と11月に実施してございます。 10月末現在の運営状況でありますが、年度当初の事業計画として総売り上げ1億4,500万円を計上しておりますが、10月末現在で、計画費42%で6,100万円の売り上げとなっております。 今後の主な計画は、間伐団地3団地、17ヘクタール等を予定しているところであります。今現在の決算といたしましては、計画費約85%の1億2,300万円の売り上げを見込んでおり、事業損益は費用の圧縮等の努力を継続し、計画費約92%の3,500万円程度の見込みとなっております。当期余剰金では、計画費約60%、100万円を見込み、黒字決算となる見込みということであります。 運営状況でありますが、今後も見込みを上回るような、さらなる県並びに県森林組合連合会の指導と工程管理の見直し、施設整理等を行い、経費の圧縮等に努力するということを望むところでございます。 町といたしましては、少しずつではありますが、経営の安定化に向かっているものと一応考えているところでございます。 その後の借り入れ状況でございますが、町からの借り入れによって組合運営の急場がしのがれたことに鑑み、計画的な返済に努めているところでありますが、その後において短期資金として、その後の借り入れということでありますが、短期資金として県森林組合連合会から借り入れを起こしております。森林施業、これは事業資金で、森林施業受託事業資金の制度資金枠があるということで、1,000万円の借り入れを起こしております。 この借り入れは、森林施業受託事業の事業費に応じた借り入れであり、事業完了後、年度末に返済するというものでありますので、そのほかに長期を含めての借り入れはございません。 現在の組合の方針として、借り入れは行わないということを原則としておりますし、職員一丸となって経費の節減、圧縮に努めているところでありますから、一日も早くこれが達成されていくよう、さらなる督励をしてまいりたいと思っております。 いずれにいたしましても、町は今後も県並びに県森林組合連合会と情報を共有し、健全な経営に向けて引き続き指導してまいりたいというふうに考えております。 何度も申し上げておりますが、組合が掲げている経営管理の見直しを初め、施設整理、作業コストの削減、組合の山林所有による事業拡大等、これからの林業情勢を俯瞰的な見地から理事、職員が一体となって見きわめ、創意工夫を重ね、着実に実施していくことが経営改善につながるものと期待しているところでありますので、引き続き指導してまいりたいというふうに考えているところであります。 2つ目の、地域おこし協力隊でありますけれども、協力隊活動の研修活動に貢献度が見えないということでありますが、これは協力隊の性質もあるわけでございますけれども、地域おこし協力隊につきましては、人口減少が著しい過疎地域等が都市部地域住民を受け入れ、住民票を移動して、生活の拠点を阿賀町に移すことが必須条件であります。こういう制度なんですね。地元の方ということはこの対象になっていないわけですので、そこをひとつご理解いただきたいと思いますが、ネスパス等でも求人募集を周知しているところであります。地元出身者でも、都市部地域からのUターン者であれば、委嘱ですけれども、採用可能であります。 現在の地域おこし協力隊は、農林商工課所管で16人、教育委員会所管で3人、計19人委嘱しております。農林商工課所管の隊員は農林業、観光、特産品開発等に、教育委員会所管では塾講師として活動をしているところであります。 基本的には、協力隊として阿賀町での地域振興、発展に向けて隊員としてやりたい、やってみたいと思ってきたことに取り組んでもらっており、それぞれの分野で活動しておりますので、活動の成果が見えにくい状況かもしれませんけれども、協力隊につきましては委嘱されてからまだ日が浅い人もおります。 阿賀町にふなれなことや、活動内容によってはなかなか町民の皆さんと触れ合う機会が少ない人もおりますので、隊員とお会いしたときには、態度や話し方がよそよそしく感じることもあるかと思われますが、今後は徐々に打ち解けてくれるものと思っております。 地域おこし協力隊は、最長3年の任期であります。委嘱期間終了後の定住や、仕事を起こす、あるいは仕事につくという起業、就業についても考えた取り組みをしており、なれない地域での活動をしておりますので、今宮澤議員ご指摘のように研修的に見え、貢献度が少ないと感じられるところもあるかと思いますが、3年という短期間で成果を出さなければならないということでのプレッシャーも感じている部分もあるのかなというふうに思っております。 協力隊の予算につきましては、地域おこし協力隊の要綱等で、人件費を初めとする必要経費が特別交付税として算入されます。そのうち、農林商工課管轄の隊員につきましては、報酬、勤務条件は全て同じ条件で活動しております。 いずれにしても、現在の19人の協力隊員は、それぞれの分野で一生懸命取り組んでいるなというふうに思っております。しばらくの間、温かく見守っていただくと同時に、ぜひひとつ皆さんからも声をかけてもらって、積極的な指導といいますか交流といいますか、をやっていただくことによって、彼らの力も発揮できるのではないかと。あるいは、気づかない点での力も出せるのかなと思っておりますので、そのようにひとつお願いを申し上げたいと。 これは、国の総務省の所管の地域おこし協力隊事業でございまして、都市地域から過疎地域等の条件不利地域に住民票を移動して生活の拠点を移した者を、地方公共団体が地域おこし協力隊として委嘱。隊員は一定期間地域に居住して、地域ブランドや地場産品の開発、販売、PR等の地域おこしの支援や農林水産業への従事、仕事に従事する、実際に田起こしや米づくりに参入するということがあってもいいわけですが、住民の生活支援など地域協力活動を行いながら、その地域への定住、定着を図ることを願いながら取り組まれていくというものでありまして、事業主体はもちろん地方公共団体でありますし、活動期間はおおむね1年以上3年以下ということで、3年が一つの区切りであります。 総務省の支援として、おおむね次に掲げる経費について、特別交付税によって財政支援となるわけであります。 地域おこし協力隊員の活動に要する経費、1人当たり400万円が上限であります。そのうち、その中身は報酬等が200万円、その他の経費、活動旅費、作業道具等の消耗品、関係者間の調整などに要する事務的な経費、定住に向けた研修等の経費などが含まれているわけであります。 平成27年度から、隊員のスキルや地理的条件を考慮した上で最大250万円まで、これは200万円ですけれども250万円まで支給可能とするような弾力化が図られております。ただし、隊員1人当たり400万円の上限は変更しないというものでありまして、地域おこし協力隊等の起業に要する経費、この人がここで事業を起こすという場合には、最終年次または任期終了翌年の起業をする者1人当たり100万円を上限として交付されるわけであります。 こうしたことで、地域おこし協力隊員の募集に関する経費、私どもが募集するわけですが、これに要する経費としては1団体当たり200万円を上限として交付されるというのが、この協力隊員制度のあらましでありますので、よろしくひとつ、この協力隊員を使っていただくあるいは交流していただければ、より成果というものがあらわれるのではないかと、こんなふうに思っているところでありますので、よろしくお願いを申し上げて説明とさせていただきます。 以上であります。 ○議長(猪俣誠一君) 13番、宮澤勝見君。 ◆13番(宮澤勝見君) まず、森林組合の関係なんですが、ほぼ収支の確定のめどが見えたかと考えるというのは、この地域はもう雪が降れば4カ月はそういう関係はできないと思うのが普通なんです。常識なんです。 そういう観点から、もうそろそろ、今言ったように金の入ってくるものはもうできないだろう、あとは今までやった中の金の入ってくる計算をして出してくれば、それで要するに確定されるだろうということで、今申し上げたので。 それからもう1点、月次、毎月森林組合のほうでその月の収支のを出してくるんですが、たまたま先回ですか、もうトータルが1,000万も違っていたんです。だから、もう一回再発行してもらってやった経緯があるんですが、本当にあやふやだなと思っているんですが。 それで、月別の資金計画、資金繰り表を見ますと1月から12月まで、これは計画ですから。それで、これを見ると借りた金が1億あって、1億返したと書いてあるね、計画ですから。本当は8,000万の借金があるんだけれども、借りた金が。でも返す金がここに1億出ているんです。これはあくまでも計画ですから。だから、そんなに、2,000万足りないわけですから、そうした場合にどういうふうな算段をされるのかなということで今伺っている次第なんです。これはあくまで計画ですから、資金繰りの。 そういうことでやっているんですが、いよいよ冬季になれば、森林組合のほうでは、今言ったように本当の施業は恐らく不可能だと。あとは森林組合さんが除雪をやったり、あるいは今度スキー場の係員をやったりアルバイトをしながら、それは恐らく森林組合で払う金と相殺、恐らくされれば、そんなに組合側は残らないだろうと、ピンはねはできないだろうというようなことを考えれば、そんなに金のほうは上がるわけはないだろうと。 もう1点は、補助事業は25%ぐらいしか、例えば金は返ってこない。1億5,000万なんていえば、要するに3,000万とか言っていましたけれども、そうなった場合に、どうやっても総取りが1億二、三千万、なったとしても。そこから経費を引くと、だから借金を引くとどうなるかということを真剣に考えてもらわないと、森林組合さんには困るんです、これは。 そういうことで申し上げているので、役場側のほうでも、私の考えだとそんなに森林組合のほうには言っていないだろうと想像、清田議員じゃありませんけれども、そういうふうに考えているんです。 もっと町側も、それこそ返済の猶予はあるけれども、要するに緊張感を落とさせないためにも、町側のほうで常に強く指導、要求、要望をやっていってもらいたい。そんなことを要望しておきます。 森林組合のほうはそんな程度で、とにかく今現在、借金はその1,000万あるのみだと。短期はなし、それ以外の借金はないと。これはそういうふうに理解してもいいですか、どうですか。 ○議長(猪俣誠一君) よろしいですか。神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 今、途中ですけれども、長期はないというのは、その後の借り入れでそれはないと、そういうことでご理解いただきます。それで…… ◆13番(宮澤勝見君) だから町の7,000万はあると、それはわかる。 ◎町長(神田敏郎君) そういうことで。 ○議長(猪俣誠一君) 13番、宮澤勝見君。 ◆13番(宮澤勝見君) わかりました。この件はその程度にしておきます。 次は、協力隊員の関係なんですが、私、今言いたいことは、町ではそんなにまちおこし、それこそ農林業への貢献とか考えてやってもらっているから、やがては残ってもらうから、想像のもとにやっていますけれども、これはあくまでも、町では何も努力していないんです、一つも。 私の言っているのは、地元の人間を採用したらどうかというのは、今言ったようにIターンでもUターンでもいいけれども、今の制度は全部国から来ているでしょう。そんなもの、誰でもできる、誰でも。何も努力していないんだもの。 努力してくださいという中身は、町単独でこの400万、600万の3分の1でも私はいいと思うんです。そういう出ていった子供、出ようとする子供でも、町の力で、町の財政力をもって1人でも2人でも残したほうが、コミュニティーの関係でも考えていくとそのほうがずっとましだということを申し上げたいんです。 残るか残らないかというのはわかりません。ただ、言えることは、恐らく残るほうは少ないだろうなというふうに私は見ているんです。ということは、3年たって4年目にはひとり立ちするような者を、町はそんな助っ人的あるいは便利屋的、そういうふうな扱い方をしているように見えるし、その上に町民が言うように腫れ物にさわるように、それから本当にお客さん的に取り扱っているなと、何でそんなにやるんだろうという声もあるわけですから。 だから、それはそれとして、町の独自の方法で、それこそ努力でしょう。町の力でもって1人でも2人でも本当に真の町民をここに居つかせるという方法をとるべきだと思うんですが、その点はどうでしょうか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) どうも趣旨がずれているんですけれども、それはそれとして、町の人を地域おこし協力隊に呼びたいというのは呼べるんですよ。 町から出ていった人を、ぜひ協力隊として来てくださいということは可能なんです。そして、これと同じように扱って、行使して3年間、この交付金を使って、4年目は今度は自分でここで仕事をしますということで100万もらえる。今度はそれをもらいながら、ここで居つくというか、自分のうちでいればいいわけですから。 そういうことはできても、これは改めてここの人間、おい、来てくれということばかりではないんです。ここから行った人を協力隊というわけにもまいりませんので、あくまでも地域おこし協力隊というのは、地元とか何とかと言っていないんです。ですから、ここから、例えば東京でいる人で、私どものほうの協力隊になりたいと。それでこういう仕事をやりたいということであれば、これはハローワークを通さなければならないんだよな。     〔何事か言う人あり〕 ◎町長(神田敏郎君) 一応ハローワークを通して採用するんです。採用して、3年間ここでこの金を活用して働いてもらって、その後において、引き続きここで自分のなりわいを生み出してやるといった場合に、その就業資金100万円は4年目に交付するということになっているのですから、ただ単にこっちでいる人を雇用するというわけにはいかないんですね。そういうことで、今言っている趣旨からすると、そういう形であればこれに該当させることは可能ではないか、こんなふうに思います。 協力隊員がお客さんみたいな扱いだというけれども、もともとこちらの人間でない人が今圧倒的に多いわけで、しかし一生懸命やっているというふうには思います。 ですからもっと、私も前にも申し上げましたけれども、皆さん方からここに残ってもらう、議員さんから励まされた、そして自分がやっていることを励まされたから、私は引き続きここにいるということは、そういうことがあって初めて定住してくれるのではないかと、こんなふうに思いますので、機会があればいつでも、皆さんとの交歓会なり何なりもやれますし、この間、角神で……。     〔「イベントを」と言う人あり〕 ◎町長(神田敏郎君) 角神で、彼らだけでのイベントをやったそうですが、ちょうど私はこっちにいなかったので出られませんでしたけれども、そんな形でお互いの連絡もとり合っているということでありますから。 ぜひ、まだ期限がありますので、これは国から協力隊員ということでの交付金でありますから、町の財政のほうへ入ってくるわけですので、それをもって充てているわけであります。 今19人おります。教育委員会の塾の人も含めて。新潟県で一番多いと総務省の地域おこし支援課長からこの前、活性化研修会で、県議も活性化研修会にいたとき、講師として来ておりまして、国のほうにも通じておりました。阿賀町が19人採用してこうやっているということは、もう少し頑張ってくださいと言われましたので、もう少し我々のほうからもそういった要望をしていこうかと思いますから、よろしくお願いしますということで、話をしました。 ○議長(猪俣誠一君) 13番、宮澤勝見君。 ◆13番(宮澤勝見君) ですから、それは制度にのっとった形であって、私の言っているのは、同じこの協力隊員であっても、今言ったように町のほうで違う方向で、さっき言ったように、出ていった町民を協力隊員であれ、そうでなくても同じ形でもって、その3分の1でも町の例えば金を、町長が財政面、国・県のほうへ行って調達をする、そういう努力をすると。それが努力が足りないと私は言っているんです。そういうことなんです。 だから、さっきも言ったように、幾らでも来るのは交付金で賄えるわけですから、そんなの何にも苦労していないでしょう。そこを言っているわけ。だから、その辺を頑張ってもらって、真のこの地から出た者が戻ってきたほうが、全く外部から、都会から来てる人間を残すよりも、そういう人が残ってくれるような努力をやったらどうですかということを申し上げているので。 それから、協力隊員の待遇なんですが、有資格者も恐らくあったり、技術を持ったりしたり。あと、何もなくて本当に私たち言ったように、本当に協力だって助っ人的なそういう便利屋的なことをやらされている者もいるんだけれども、その関係で、例えば店を出して利益を上げている。そういう人も、だから今言ったように何にもしていない人も、その利益をとっている人というのは利益を上げれば上げるほど、それはみんな自分のものになるんですか。そこらはどうなんですか。 ○議長(猪俣誠一君) それはよろしいですか。 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) それはならないんです。それは別に枠に積み立てておいて、これはどこにつかう……。     〔「いろんな」と言う人あり〕 ◎町長(神田敏郎君) まだ今そういう人は1組しかいませんから、これはまた検討して。 ○議長(猪俣誠一君) 13番、宮澤勝見君。 ◆13番(宮澤勝見君) いやいや、最初ね、一番最初の事業始めにね、あのときイベントがあったときに、一番最初に開店したときの収支はあげたという説明しましたよね。一番最初。     〔「してないだろう」と言う人あり〕 ◆13番(宮澤勝見君) いや、そういうふうに言いました。 ◎町長(神田敏郎君) いや、言っていないな。 ○議長(猪俣誠一君) ちょっと待ってください。一応質問ですので。 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) そういう私も記憶はありませんけれども、課長から答弁させます。 ◆13番(宮澤勝見君) 最初の初日の日の売り上げはそのままね…… ○議長(猪俣誠一君) 関農林商工課長。 ◎農林商工課長(関仁君) 多分5月3日のプレオープンのときだと思います。相当お客様が来まして売れました。私はそういう個人収入になるというふうに言った覚えはありませんし、実際にそのときの売り上げも積み立てしております。 ○議長(猪俣誠一君) よろしいですか。 13番、宮澤勝見君。 ◆13番(宮澤勝見君) わかりました。ということで、それは全部利益と報酬、給与は全く別だということですよね。わかりました。 それで、要するに今現在の制度に乗りかわっている関係の中で、そのお金を300万、500万とっていますよね。それは、職種によって報酬というんですか、対価というんですか、それは全く同じなんですか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 先ほども申し上げましたように、待遇については1人当たり400万円上限ですけれども、上限といっても400万円です。それについては一律です。そのようになっています。 ○議長(猪俣誠一君) 13番、宮澤勝見君。 ◆13番(宮澤勝見君) わかりました。 それで、町長、協力隊員の中にも、例えば3年間やって仕事が覚えられなくて、まだまだ町のほうでいてくれという場合もあるわけですが、その本人が3年間やってもらっても何だこの人という場合は、町側のほうでこれは要らないというんでしょうか。それとも、向こうでいたいといった場合に、それはここに住むからといったら、そういう人でもいてくれということになるんでしょうか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 非常にそこまではあれなんですが、それは自分がやっていた仕事が、例えば、自分がいろんな自分の手についた職をやっていて、ここで非常に皆さんと一緒にやってきたと。この実績をもってここで生活をしていこうと、あるいはこれをなりわいとしようといった場合に100万円、4年目に追加がありますと。その後は、そのままいくわけですから、それなりに自分の生活を見通して住むことになるんでしょうから。 できるだけそういうふうに自立できるように、こっちもやっぱり残ってもらうわけですから、そういうふうにしむけていかなきゃならない。それは、仕事がちゃんとした仕事にならないとないのではないかなと。 ただ、自分でなりわいをやるばかりではないので、いろんな、例えば経理士だって税理士だってなれるわけですから、そういう人もいるかもしれませんし、あるいは外向が非常によくて営業には本当に向きだというような場合に、その適当なところにまたやっていくか。あるいは自分で起業、事業を起こす場合、これも可能なわけですから、そういうものは適宜それなりに対応していかなきゃならんでしょうし、今3年目、来年迎えるのかな。一番早く来た人はことし……。     〔「ことしで終わる人」と言う人あり〕 ◎町長(神田敏郎君) ことしで終わる人は一番早く来た人は2人いるわけですが、この人たちの意向はまだ聞いていません。ですから、皆さんが残っていただく、19人もいるわけですから、19人、交付税、1人当たりにすると結構貢献しているわけですから、そういうことも含めてこれからいろいろ、残れるように、あるいは可能な限り、例えば農業に手伝ってきている人もいるわけですから、そういう人が自立できるようなことになってくれればここに残るわけですので、そういうことを進めていくような、あるいはこれから募集する、採用するについてもそういうことを見通しながら、今必要とする人材を確保していくということではないかと、こんなふうに思っています。 ○議長(猪俣誠一君) 13番、宮澤勝見君。 ◆13番(宮澤勝見君) 終わりなんですが、1つだけ。 協力隊員の絶対数が多ければ多いほど、要するに最終的には残る確率が高くなるという、比例すると思うんだけれども、そういう中で、まだまだ阿賀町ではそういう採用するという考え方を持っているんでしょうか。 それから、今言ったようにもっと大勢、やれるだけの仕事をつくろうとしている方便は考えているのでしょうか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 今、それぞれについてもらっているのを、やっぱり完成してもらうというか貢献してもらうという意味では、残ってもらいたいと思いますし、今のところまだその確認はしておりません。ことしの人、ほぼ高齢ですから、年配の方ですから、それはちょっとあれかなと。若い人がいるわけですので、こういった方はぜひ、将来に残れるような手だてを考えていく必要があるのではないかなと思っておりますし。 それで、先ほども申し上げました皆さんの知り合いの中で、こういうのをひとつ協力隊で呼ばないかというようなことがあれば、また言っていただいて、来たけれども余り効果がないとは思わないんですが、それなりの手仕事があるとかいろんな方で、これならいいなというようなことがあれば、また私どものほうに紹介をしていただき、今の段階ならまだ採用することも可能ではないかと思っておりますので、そんなことを皆さんにも申し上げて、答弁とさせていただきます。 ◆13番(宮澤勝見君) わかりました。 終わります。ありがとうございました。
    ○議長(猪俣誠一君) 以上で13番、宮澤勝見君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(猪俣誠一君) 審議の途中でありますが、本日の一般質問はこれで終わります。 なお、あす14日水曜日は、一般質問の終わっていない方から行います。 これで本日の会議を閉じます。 本日はこれにて散会とします。 大変ご苦労さまでした。 △散会 午後4時08分...